症例・研究の紹介
日本の研究
【アクティベータカイロプラクティック(AMCT)による施術後の身体反応について】
The body's response after treatment by Activetor Chiropractic
2010.10.26
青柳大士*1、土子勝成*2、玉田篤史*3、馬上忠昭*4
Hiroshi AOYAGI*1,Katsunari TUCHIKO*2,Atsushi TAMADA*3,Tadaaki MOUE*4
1.はじめに
カイロプラクティックをはじめ、世の中には様々な手技療法があるが、その施術後には身体に何らかの反応が見られることがある。多くは不快ではない症状として表れるが、時に痛みが強くなったり、主訴とは別に新たな不快な症状が表れるなど、患者にとって短期的に不利益になる可能性があると言われている。(PDFに続く)
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アクティベータカイロプラクティック(AMCT)による腰痛治療成績
2010.26
青柳大士*1
Hiroshi AOYAGI*1
1.はじめに
カイロプラクティックは自律神経を活性化させ、自然治癒力を発揮させることを目的としたアメリカ発祥の伝統伝承療法として知られ、WHOが認める代替医療である。世界30か国以上で法制化されており、医師と同等の資格を持ち保険医療が認められるなど、世界的には治療効果、根拠ともしっかりした医療である。2004年発行のヨーロッパの腰痛ガイドラインでは様々な代替療法がある中で、唯一腰痛に対する効果を認められ、推奨されている治療法でもある。(どのようなテクニックを用いたかは不明。)本邦においては規制する法律、統一された資格制度すらなく、早急に整備が求められるところである。(PDFに続く)
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アクティベータメソッドカイロプラクティックテクニック(AMCT)による自律神経系への影響
2010.3
青柳大士*1、今泉勉*2、室井健三*3
Hiroshi AOYAGI*1, Tsutomu IMAIZUMI*2, Kenzou MUROI*3
1.はじめに
カイロプラクティックは自律神経を活性化させ、自然治癒力を発揮させることを目的としたアメリカ発祥の伝統伝承療法として知られ、WHOが認める代替医療である。世界30か国以上で法制化されており、医師と同等の資格を持ち保険医療が認められるなど、世界的には治療効果、根拠ともしっかりした医療である。しかし、本邦においてカイロプラクティックは過去の安易な教育システム、団体乱立等の不備もあり法制化されておらず、世界基準の教育を受け、国際的に通用する資格を持って行っているものであっても医療と見なされているとは言えない。カイロプラクティックの本当の効果、有効性が一般に認知されていないと感じる。(PDFに続く)
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リサーチリレー
1.「サブラクセイションに関する一考察」 報告者:菊地 光雄 B.C.Sc.
マニュピレーション vol.17 No.4(2002.11)掲載
筆者は日常の臨床テクニックにAMCT(アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック)を主に使用し臨床に携っている。AMCTには独特の検査、分析、治療があり、これを臨床に用いていると、本来のサブラクセーションの姿をいくぶん垣間見ることができる。バイオメカニカルな意味合いが深まったサブラクセーションの概念を思索しながら、今回AMCTの検査、分析、治療において得たそれとは異なる相異点の一例について臨床例を呈示し考察する。
はじめに
カイロプラクティックの哲学、科学、臨床の中心になるのはサブラクセーションである。サブラクセーションはカイロプラクティック原理のなかでも議論の中心になってきた概念の一つである。このサブラクセーションを改善することがカイロプラクターの使命である。(少なくとも筆者はそう思っている。)
この使命と言うべきカイロプラクティックの臨床上避けて通ることの出来ないサブラクセーションに対し、バイオメカニカルな方法で行う検査、分析、治療は非常にむずかしく、また限られた臨床時間のなかでサブラクセーションを評価し、決定し、治療を行うことになるため、まずこの一連の流れでつまずくことがあり苦労する。特に手による直接的なアジャストが禁忌症となる場合や制限を加えることが必要な場合には、判断に迷うことがある。
2.「AMCTの特徴と臨床報告例」 報告者:斉藤 友美恵 B.C.Sc.
マニュピレーション vol.18 No.1(2003.2)掲載
はじめに
数あるカイロプラクティック・テクニックの中で、というより臨床2年目の私が知りうるテクニックの中で、なぜAMCTを選んだのか?
それは治療効果を明白な結果として、直ちににあらわすことが可能だからである。
それは、もちろんクリアされるべき愁訴の軽減・消失、その原因追求による再発予防への効果、更には患者数にも実際に反映されてくるのである。
自分のした仕事に対する結果を目の当たりにするということは、治療を行う者にとって厳しいことだと思う。
しかし、その結果を客観的に評価し、必要であれば修正する方法があり、かつその為の努力がなされなければ、治療の幅が広がるはずもないのである。
長年の治療スタイルをAMCTに切り替え、現に着実に実績を伸ばしている先生方がいらっしゃることがこのことを裏付けていると言えるだろう。
大学を卒業してこれから開業しようとしている者や、これからAMCTを学んでいこうとする者には、この事実は大きな励みとなる。
いま現在そしてこれからも続くであろう厳しい社会情勢の中においても、患者数を増やしていくということは、自分の臨床結果から導かれた当然の結果であるから、決して不可能なことではないのである。
それにはさまざまな角度から、患者さんの状況を客観的にかつ正確に把握することができ、そして適切な刺激を加えさえすればいいのである。
3.「腰痛および上肢痛の症例にみるAMCTの一例と考察」 報告者:間渕貴裕 B.C.Sc.
マニュピレーション vol.18 No.2(2003.5)掲載
はじめに
この原稿のお話を頂いたとき、正直「開業1年目で臨床経験の浅い私なんかでいいのか?」という思いがありました。しかし、その時同時にある先生の「どんな名医も最初は新米だ」という言葉が頭に浮かびました。なるほど、これは私に対する試練でもありチャンスでもあるのではないか、と思いお話を受けさせて頂くことにしました。
私は昨年春にRMIT大学日本校を卒業し、何も分からないまま開業しました。そのためにいろいろ悩んだり、苦しんだこともありました。現在、臨床ではアクティベーター・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(以下AMCT)とカイロプラクティック神経学を用いて検査を行い、治療はAMCTで行っています。これからAMCTを始められる先生方や、学生の方にとってもいろいろな不安や疑問があると思います。そのような方達にとってこのコラムの内容が少しでもお役に立てたら光栄です。また、勉強不足で至らないことも多々あると思いますが、のちほどご意見、ご指摘をいただけたら幸いです。
その他リサーチ紹介
No | タイトル | 著者 | マニュピレーション掲載 |
4 | 「3症例にみるAMCTの有効性の考察とこれからの課題点」 | 森脇 正人D.C. | vol.18 No.3 (2003. 8) |
5 | 「コンピュータ関連による健康障害の治療と予防」 | 須藤 一彦D.C. | vol.18 No.4 (2003. 11) |
6 | 「AMCTが自律神経にもたらす影響-心拍変動(HRV)に対するリサーチ報告」 | 保坂 義明B.C.Sc. | vol.19 No.1 (2004. 2) |
7 | 「肺がん患者にみるAMCTの有効性とその効果」 | 山中 英司B.C.Sc. | vvol.19 No.2 (2004. 5) |
世界の研究
Activator Methods Research Papers (アクティベータメソッド研究論文)
Topics/トピックス
1 | The Activator Adjusting Instrument Biomechanical | アクティベータ矯正器具 バイオメカニカル |
2 | Case Studies | 症例研究 |
3 | Hypertension / Blood Pressure Studies | 高血圧 / 血圧研究 |
4 | Sacroiliac Joint Related Studies | 仙腸関節関連の研究 |
5 | Leg Length Inequality Assessment Studies | 下肢長不等評価研究 |
6 | Activator Methods Chiropractic Technique: General Articles | アクティベータメソッドカイロプラクティックテクニック:全般的論文 |
7 | Neurophysiological Research | 神経生理学的研究 |
8 | Geriatrics | 老人病関連 |
9 | Cervical Spine Related Studies | 頸椎関連の研究 |
10 | Fibromyalgia | 結合組織炎 |
11 | Radiology | 放射線医学 |
12 | Lumbar Spine Related Studies | 腰椎関連の研究 |
13 | Temporomandibular Joint Disorders | 顎関節障害 |