2016年セミナーレポート

第67回AMセミナーin東京
開催日2016年10月16日(日)- 17日(月)
開催場所東京 味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター
受講者数ベイシック17名(初受講7名)
インターミディエイト16名
アドバンス49名(初受講1名)
協力企業江崎器械株式会社、エンタプライズ、陽春堂(敬称略)
プログラムベイシック
インターミディエイト(四肢編)
アドバンス

講義内容
一日目
合同インフォメーション各プログラムの講義前に、合同インフォーメーションがありました。
保井先生から、受講生全員がひとつのチームとして2日間学び合うために、講義での規律、チームで学ぶにはどうすればいいのかという確認がありました。

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ベイシックプレゼンター:國井先生

初受講の方が7名いました。医師、看護師、理学療法士、柔道整復師、あん摩・マッサージ・指圧師、カイロプラクターなど幅広い受講生が来られました。
受講生より、講義の初めのリサーチの内容が興味深かったというフィードバックをいただきました。
ワークの時間に、経験の長い受講生が経験の浅い受講生に教え合い、下肢長検査やコンタクトポイントやLODなどを確認されていました。
初めての方は、主に下肢長検査の型や反応を見る難しさを感じられたようですが、2日間でかなり上達されていました。
経験のある受講生は、おしえるという指導者的な立場をとることにより、そこから学びを深めることができていたようです。

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インターミディエイト(四肢編)プレゼンター:菊地先生

参加された受講生は16名でした。
四肢のコンタクトポイントとLODの確認を中心に、経験のある受講生と経験の浅い受講生のバランスも良く、ワークではベテランの先生が初級の先生に丁寧に教えて、チームでの学びを深めていました。真剣な学びの雰囲気の中にも時折笑い声が聞こえ、メリハリのある2日間になりました。

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アドバンスプレゼンター:保井先生

今回は、アドバンスのプログラムのテキストとスライドが新しくなりました。テキストの中で紹介されている検査と施術方法が以前より多くなっているので、グループワークの時間にセミナー用のテキストとアクティベータ・メソッド第2版を開いて、一所懸命確認している受講生の姿が見られました。
アドバンスのワークの時間でも、受講生の皆さんがチームで学び合っていました。
テクニックを一つ一つ覚えるのが大変そうでしたが「新しいテクニックが増えたので、モチベーションが上がります」という感想をいただきました。

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認定試験認定試験は筆記試験と実技試験が行われ、13名の受験者がありました。
筆記試験は全員が合格して実技試験に進み、実技試験では11名が合格しました。
コンタクトポイントの間違いやズレ、緊張からの間違いがありました。緊張しても無意識にできるくらい、普段の臨床で使っていただくと、認定試験も合格できるようになると思います。
どなたにとっても、認定試験合格が最終のゴールではないと思います。合格した先生も、今回は残念だった先生も、より高みを目指してこれからも一緒に頑張っていきましょう。
ANJ15周年パーティーANJ15周年を記念するパーティーが、初日の講義終了後に開かれました。
35名の受講生、元インストラクターの岩崎先生、朝倉先生、山中先生、協賛企業のエンタプライズの北島さんと、陽春堂の小久保さんにもご参加いただきました。
パーティーでは、元インストラクターの先生方への感謝を表したメダルが渡されました。また、元インストラクターの先生方(岩崎先生、朝倉先生、山中先生、保坂先生)から保井先生に15年前の2001年に作られたワインが贈られました。ワインのラベルはANJ15周年記念のラベルに張り替えられていました。そして、参加された受講生一同からも、保井先生、菊地先生、事務局の吉田さんに記念品が贈られました。
その後、保井先生からANJの15年の歴史を振り返るプレゼンが行われました。15年前から参加されている先生方が懐かしそうにスライドを見ていました。
患者さんや受講生の先生方、インストラクター、事務局のみなさんのおかげで15年間続けられたという感謝と、今後の益々の発展を確認できた楽しいパーティーでした。

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二日目
合同実技二日目の午後は合同実技の時間で、受講生が選んだテーマのテーブルに分かれ、グループワークを行いました。
休憩をはさみ、3回繰り返しました。今回は、合同実技の間に認定試験の実技試験も行われました。人数の関係で、2つの部屋で合同実技が行われました。どちらの部屋も、活気に溢れた合同実技の時間となりました。
テーマは次の5つでした。

1. 下肢長検査法(初級:型)
2. 下肢長検査法(上級:反応の習得)
3. CP&LOD(ベイシック)
4. CP&LOD(インターミディエイト・アドバンス)
5. 臨床スキル 10分
6. 臨床スキル 15分
閉会式閉会式ではANJ15周年という節目を記念して、菊地先生と國井先生に保井先生より記念の盾が贈られました。
閉会式の最後には、受講生とスタッフ全員で集合写真を撮って終了しました。

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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • ポジション1とポジション2が難しいです。
  • 神経機能異常を調整できるテクニックだから、今回参加しました。来年も継続して受講したいです。
  • 自分の感覚で施術をしていましたが、理論的に検査して調整できるテクニックなので参加しました。今後も継続して参加したいです。
  • 新しいテクニックが紹介されていて、覚えるのが大変ですが、モチベーションが上がりました。
  • 本日、菊地先生に施術を行って頂きました。ここ1年程足底腱膜炎でとても悩んでおります。一度の施術で、本当に見違えるほど、痛みがなくなりました。明日以降の日頃の姿勢等で、どうなるか楽しみでし、同じように悩んでおられる方々を助けられるように勉強してまいります。本当にありがとうございました。
  • 菊地先生の治療を受けさせて頂きました。治療の早さに驚きました。どうもありがとうございました。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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総評この数年、チームで学び合うというスタイルでセミナーを開催しています。チームで学び合うためには、お互いの共通認識が必要です。共通認識をもとに同じ目標に向かうと、効果は倍増されます。
今回のセミナーでは、チームで学び合うというテーマが浸透してきて、とてもいい雰囲気の中で、講義やグループワークができたと感じました。
今後も、チームで学び合うというスタイルでセミナーを開催していきます。
アクティベータ・メソッドを極めるという共通のゴールに向かって、皆さんと一緒に切磋琢磨していきたいと思います。


お礼の言葉電動テーブルを提供していただいた江崎器械株式会社様、アクティベータ・メソッドの翻訳本を販売していただいたエンタプライズ北島様、自律神経測定器のデモ機を提供していただいた陽春堂の小久保様、ご協力ありがとうございました。


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次回第68回AMI公認AMセミナー

開催日:2017年2月26日(日)〜27日(月)
会場:大阪市 新大阪丸ビル別館
プログラム:ベイシック/インターミディエイト(脊椎・骨盤・TMJ)

文責:野間 実


ANJ15周年パーティーレポート
開催日時2016年10月16日(日)19:10開始
会場味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター バンケットルーム
出席者受講生35名、招待者5名、スタッフ6名 合計:46名
招待者歴代インストラクター:岩崎先生、山中先生、朝倉先生、保坂先生(欠席)
協力企業:エンタプライズ北島様、陽春堂小久保様
実行委員長菊地(以下敬称略)
総合司会國井
受付野間、吉田
余興土子、野間

ANJは発足以来15年を迎え、AMI公認セミナーも67回目を開催することができました。
ANJ発足15年を記念して、15周年記念パーティーを開催し、わずかな時間ですが、出席された先生方や招待者の方々と15年間の思い出話や未来の臨床家のあり方など歓談し、それぞれに楽しいひと時を過ごしましたので、ここに報告します。


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開演の時刻には皆さまが続々と会場に集まり、野間先生と事務局の吉田さんが笑顔でお迎えし、和やかな雰囲気で開演です。

総合司会は國井先生が担当し、吉田さんの開演の辞で幕が開きました。吉田さんが事務局として裏方で支えているので、我々スタッフもセミナーに専念できます。15周年の思いもひとしおだと思います。

引き続き、代表の保井先生の挨拶があり、出席者への感謝の言葉と、発足当初からスタッフとして協力していただいた歴代のインストラクター、岩崎先生、山中先生、朝倉先生の3人に感謝の気持ちを表して記念品贈呈が行われました。残念ながら保坂先生は欠席されたため、懐かしい顔を見ることができませんでした。


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また、歴代インストラクター4人を代表して、岩崎先生より保井先生に15周年のお祝いの気持ちとして15年前のワインが贈呈されました。このワインも凝った趣向で、わざわざ2001年ものを調達して、ANJ15周年記念のラベルに張り替えていただき、15周年記念にふさわしい贈り物でした。

引き続き、陽春堂の小久保様にスピーチをいただき、これからもセミナーでは医療機器のデモ機を出展してセミナーに協力していただけるというお言葉を頂戴しました。エンタプライズの北島様からのスピーチは、ANJの発足当初より代替医療の業界的な目標で過去を振り返りながら、これからのANJの発展的な希望などのお言葉を頂戴しました。


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保井先生からANJ15周年の歩みをスライドで紹介していただき、保井先生や筆者の若きし頃の写真に恥ずかしさを感じながら、感慨深く当時を思い出していました。特に、今は亡き須藤先生が関わりANJがスタートしたことや、当初のインストラクターの先生たちとアリゾナのAMI社のインストラクターセミナーに参加した写真などが紹介され、懐かしく思いました。

歓談中は、土子先生によるクイズがあり盛り上がりました。
問題1:「初めて公認セミナーが開催された場所は?・・・」さて、正解は?
正解者には、事務局からレアな景品が贈られました。いつもながら、土子先生のパーティーを盛り上げる才には関心します。10年以上受講されている先生方、まだ1、2年の受講生の先生方も賑やかに懇談され、受講暦の長い先生から当初のスタッフの様子を聞いて笑いがこぼれ、楽しい時間が過ぎていきました。


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宴もたけなわになり、受講生を代表して町井先生からAMセミナー受講の動機や、過去のANJの様子などスピーチしていただきました。その後、保井先生と吉田さんに受講生一同から記念品の目録が贈呈され、15年の功績に感謝しました。サプライズで筆者も目録を頂戴して感激しました。

最後は保井先生の挨拶で締め括られました。15年の歳月を振り返り、いくつかの転換期がありました。当初は卒後教育として国際基準のセミナーで始まりましたが、本当にそれでよいのか熟慮し、スタッフ間で何度も議論して、結論は『患者さん目線』であることが明確になりました。そこで、ANJ国内認定を設けて受講資格の拡大を図り、一人でも多くの質の高い認定者を育成し、患者さんの役に立って欲しい思いがありました。そして、これからのANJは受講生、患者さんとのチームで意識を高めあって進んでいくと思います。」代表としての思いを感じる言葉でした。

終始和やかに楽しく過ぎて終演を迎えました。スタッフ一同、感謝とお礼の気持ちを込めて皆さまを見送りました。事務局より15周年記念のマグカップを用意していただき、出席者全員に記念品としてプレゼントしました。

筆者も発足当時からANJに関わって、保井先生と須藤先生でスタートしたセミナー活動に同行させていただき、改めて振り返ってみると15年のANJとの関わりは成長させていただいた15年でもあります。歴史の経緯にはいくつかの転換期がありますが、やはり受講資格の拡大は、大きな転換になったと思います。また、そのような転換期には、必ずスタッフが何度も繰り返し議論してきました。ときには意見の衝突もしました。そんな時は、保井先生がリーダーシップを発揮し、冷静な状況判断で乗り越えてきました。現在のANJの発展は、やはり保井ディレクターの未来に向けてのブレない理念とビジョンがあり、時代の流れに柔軟に適応してきたことが大きいと思います。さらに受講生の方々と患者さん、そしてスタッフがチームとして歩調を合わせて歩んできたことによると思います。

受講生の皆さん、患者さん、スタッフ、業界の方々の影の努力があっての15年です。すべての方々に感謝します。これからも患者さん目線で、未来に向けて精進していきます。



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文責:菊地 光雄


第66回AMセミナーin大阪
開催日2016年6月12日(日)- 13日(月)
開催場所大阪 新大阪丸ビル別館
受講者数ベイシック32名(初受講7名)
インターミディエイト17名
協力企業江崎器械株式会社
プログラムベイシック
インターミディエイト(四肢編)

講義内容
一日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

リサーチ及びベイシックプレゼンを保井先生が担当。
8名の初受講生が参加されましたが、保井先生のデモや講義に熱心に聞き入っていました。
また、受講回数の多い受講生が経験の浅い受講生に積極的にフィードバックしたり、グループで一緒に考えたりして、セミナー会場が一体化したとても良い雰囲気となり、全員でレベルアップをしていく、そんな印象を持ちました。

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インターミディエイト(四肢編)担当:菊地光雄、國井継之介

リサーチを國井、プログラムプレゼンを菊地先生が担当。
四肢のテクニックで何が大切かだけではなく、四肢の症状においてどのようにAMを使いこなしていくのかという部分を伝えさせていただきました。
実技を中心に講義を進め、四肢の症状をお持ちの受講生をモデルにデモ治療をさせてもらいながら、どのようにアプローチを行うかを学んでもらいました。
実技の時間を多く取り、実際の臨床でAMを使いこなす工夫を意識しながら、実技の練習をしていただくことで、多くのヒントを感じてもらうことができたと思います。

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認定試験試験官:菊地光雄、土子勝成、野間実、國井継之介

9名の受験者全てが、筆記試験にパスして実技試験に臨まれました。
合格の基準に達した受講生は僅か4名のみでしたが、僅差で合格を逃した受講生も複数いました。
全体的な印象としては、コンタクトポイントが曖昧になっている方が目立ち、口頭での説明と実際の動作が一致していない方が多かった印象がありました。
コンタクトポイントが違うことで、期待できる効果に違いが現れることは、講義の中のスライドでも説明している通りです。
この部分は、AMにおいてとても重要な部分ですので、大切にスキルを伸ばしてもらいたいと思います。


講義内容
二日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

前日の良い雰囲気のまま、講義と実技の時間を過ごしていただけたように思います。
講義と実技を二日間行い、AMのベイシックの全体像をご理解いただけたと思います。
初受講の方にとっては情報量が多く感じ、吸収することが凄く大変だと感じる方もいるかもしれませんが、コンセプトを理解いただけば、一つ一つはそんなに難しくありません。
ぜひ継続して学んでいただいて、ご自分のスキルの一つとしていただければと思います。

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インターミディエイト(四肢編)担当:菊地光雄、國井継之介

前日の続きである肘関節、手首、拇指のスライドを國井が担当しました。
残った時間は前日の復習も兼ねて、実際に今まで学んだ技術を使って実技を行なってもらいました。
症状中心の施術から、神経反射中心の施術への切り替えができずに、症状に囚われすぎてしまう方が多くいらっしゃいました。
機能異常に目を向けて、施術の工夫を行いながら、How To的な施術ではなく、臨床はArtだということを再認識していただけたのではないかと思います。


合同実技二日目の午後は、ベイシックとインターミディエイトのクラスが合同で実技を行い、二日間で学んできたことをアウトプットして学習を深めます。
頭で理解するだけでなく、トレーニングを重ねてスキルとして身につけていきます。
9台のテーブルを使い、テーブル別にテーマを設け、学習したいテーブルに参加してもらいます。
テーマは下肢長反応、コンタクトポイントと矯正方向、手順プロトコール、臨床のグループに分けました。
午後の3時間を丸々実技時間として、1時間おきに休憩を挟みながら、その都度参加したいテーブルを変更することができます。
今回も、AMの根幹である下肢長反応のテーブルを選択される方が多く、複数のテーブルで下肢長反応のトレーニングが行われました。
中でもポジション1におけるPD側判定のバラつきが多く、多くの質問をいただきました。
ポジション1の基本が、なぜそのようになっているのかをしっかりと理解していただくと安定されてくる方が増えてきました。
ただ基礎を覚えるのではなく、理解して使いこなして、ご自身の財産にしていただければと思います。


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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • 初めて参加させていただきました。先生方からの学びはもちろんですが、参加されている先生方との勉強、体験ができて良かったです。保井先生にアクティベータしていただいて、痛みでみるのではなく、神経系での反応でみるという考え方の治療という事を体験できて良かったです。ありがとうございました。
  • 普段治療を受けることがあまりありませんが、國井先生に治療して頂いて、自分の体が変化していく感じを実感することができました。患者側の立場で治療を感じることも勉強になりました。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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総評ここ数年、初受講生が多く熟練したAM受講生のいい刺激になっているように感じます。
ベテランが経験の浅い受講生に経験を伝え、経験の浅い受講生の何気ない質問が、熟練受講生の盲点を刺激して、お互いが良い学びで刺激しあい、セミナー自体の雰囲気が向上心に溢れているように感じます。
ここ数年で、受講回数の浅い受講生の下肢長検査の習得のスピードが速い印象がありましたが、そのような相乗効果の影響が多分に関係しているように感じます。
常に向上心を刺激し、臨床家として高みを目指している受講生の皆さんとスタッフも学びを共有し、共に成長していきたいと思います。


謝辞二日間にわたり、アクティベータメソッドカイロテーブルをデモ機としてご用意してくださった株式会社江崎器械さま、誠にありがとうございました。
また、セミナーの準備や片付けなど惜しみなくご協力いただきました受講生の先生方、この場をお借りして感謝申し上げます。



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次回第67回AMI公認AMセミナー

開催日:2016年10月16日(日)〜17日(月)
会場:東京 味覚糖UHA館浜松町カンファレンスセンター
プログラム:ベイシック/インターミディエイト(四肢)
アドバンス

ANJ15周年記念パーティー(希望者)
セミナー会場のバンケットルームにて、15周年記念のパーティーを企画しています。
受講生の皆さんんと共に、アクティベータネットワークジャパンの歴史を振り返りながら、未来を語り合い、実りある時間としていきたいと思います。
会場の都合上、参加人数に上限が設けられる可能性がありますので、参加ご希望の方はお早めにお申し込みをお願いいたします。

文責:國井 継之介


第65回AMセミナーin東京
2016年4月14日、熊本県で発生した地震により被災された方々にお見舞い申し上げます。
一刻も早い復興を心よりお祈りいたします。

ANJはセミナー収益金の一部を義援金として寄付させていただきます。
開催日2016年4月17日(日)- 18日(月)
開催場所東京 日本赤十字社ビル
受講者数ベイシック39名(初受講18名)
インターミディエイト27名
協力企業江崎器械株式会社、株式会社産学社エンタプライズ(敬称略)
プログラムベイシック
インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)

セミナー開催に先立って、熊本県で発生した地震により被災された方々への哀悼の意を評し、受講生一同で黙祷を捧げました。

合同インフォメーション保井先生よりセミナーの学習法の説明がありました。「チームで学ぶ」というコーチングの手法を取り入れた学びのためのポイントです。
・受講生自身が「考えて」「気づいて」「身につく」方法で学ぶ
・受講生自身に必要なことを学ぶ
・受講回数の多い方にも自分で気づいていただき、深みのある学びをする
本セミナーのユニークな学習法は、受講生が受講生に教えるということです。教えるためには教える側がよく学ぶ必要があるので、自然と学習効果が高まる仕組みとなっています。
講義内容
一日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

初受講18名ということもあり、初々しい雰囲気の中セミナーが開催されました。プレゼンターの保井先生から、丁寧な説明と臨床的なコツとして、コンタクトの仕方や下肢長検査の注意点などを中心に、講義が進められました。
ワークは土子先生と野間先生が下肢長検査を中心に指導し、質問にもわかりやすく説明していました。
また、受講回数の多い受講生が、回数の浅い受講者にアドバイスしていたのが印象的でした。充実した講義とワークショップとなりました。
インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)担当:國井継之介、菊地光雄

リサーチは國井先生がプレゼンして、アクティベータ5の開発経緯やアクティベータ器と他の競合器との相違点などのデータを紹介しました。
その後、菊地が骨盤、股関節、脊柱の新たなポジション3・4・5の検査法と矯正法を紹介し、デモとワークショップを交互に行い、学びを深めていきました。


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認定試験試験官:土子勝成、野間実、菊地

受験者は6人で、内訳はベイシック3名、アドバンス3名でした。筆記試験は全員高得点で合格しましたが、実技試験は4名の合格でした。不合格だった先生方は、緊張のあまり検査法を間違えたり、CP、LODなどの基本のミスが多かったようです。ぜひ次回もチャレンジしてください。新たな4名の認定者の方々は、地域の患者さまの健康のお手伝いをするためにも、AM臨床に励んでいただければと思います。


講義内容
二日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

二日目は頸椎、後頭骨の講義とワークで、一日目同様に進められました。受講生は積極的にワークに参加することで、講義内容の理解が深まり、実技も早く覚えることを実感しながら、熱心に受講していました。


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インターミディエイト(四肢編)担当:國井継之介、菊地

二日目は、國井先生が胸椎、頸椎、TMJの講義とデモを行い、その後ワークで手順とCP、LODの確認を行いながら熱心に学んでいました。今回のインターミディエイトの参加者は受講回数の多い先生方が多く、受講回数の浅い先生に丁寧に教えている姿が「チームで学ぶ」学び方が実践されているように思いました。


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合同実技二日目の午後は、テーブルを10台使用し、合同実技を行いました。3回のパートに分けて、テーブルごとに下肢長検査、CP、LOD、下肢長反応、臨床の課題を設定し、受講生が好きに選んで学ぶことができました。ここでも受講生が患者役、施術者役、オブザーバーを担当し、患者役から実技のフィードバックを行い、それを参考にして修正していくことで早く身につくようになっています。まさに「チームで学ぶ」姿勢が顕著に伝わって、受講生同士で考えて行動する理想のワークができたようです。


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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • 痛みが軽減したのを治療中に感じられた。可動域が広がり、アクティベータの効果を実感した。今後、治療効果を出せるよう努力したいと思います。
  • 初めて保井先生のベイシックを受けました。受けた後のリラックス感が半端なかったです。自然と笑顔が出る自分がいました。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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総評今回は66名という大勢の受講生の参加で、熱気に包まれた学びの深いセミナーになりました。また、カイロプラクター、鍼灸師、柔道整復師、医師、歯科医師、理学療法士と様々な資格者の先生方に受講していただき、これからのAM臨床家の活躍が、垣根を超えてお互いに共有し、AMが患者さんのために役立つ未来が見えるように感じました。
保井先生が指導法のテーマとしている「チームで学ぶ」は単なる知識や技術を学ぶだけではなく、チーム学習による受講生間の信頼関係にも効果があり、互いに尊重し合い、共感することで相乗効果が生まれ、AM臨床家としてのレベルアップが期待できると思います。


謝辞アクティベータメソッドカイロテーブルをデモ機としてご用意してくださった株式会社江崎器械さま、代替医療図書を展示販売してくださったエンタプライズ様、誠にありがとうございました。
また、セミナーの準備や片付けなど惜しみなくご協力いただきました受講生の先生方、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。


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次回第66回AMI公認AMセミナー

開催日:2016年6月12日(日)〜13日(月)
会場:大阪 新大阪丸ビル別館
プログラム:ベイシック/インターミディエイト(四肢編)

文責:菊地 光雄


第64回AMセミナーin大阪
開催日2016年2月14日(日)- 15日(月)
開催場所大阪市 新大阪丸ビル別館
受講者数ベイシック22名(初受講11名)
インターミディエイト15名
協力企業江崎器械株式会社(敬称略)
プログラムベイシック
インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)

講義内容
一日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

受講生の半数が初めての受講ということもあり、新鮮な雰囲気の中、セミナーが開催されました。受講生の方々の意欲が非常に高く、特に初受講生からの質問が自然と出てくる雰囲気で、よい緊張感とリラックス感で包まれた雰囲気の中、講義が進められました。
受講回数の多い受講生が率先して初受講生にアドバイスする場面が多く見られ、充実した講義・ワークショップとなりました。
インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)担当:菊地光雄、國井継之介

骨盤・股関節・脊柱の新たな検査法、矯正法を紹介し、デモとワークショップを織り交ぜながら学びを深めていきました。
新たな方法が増えることで、受講回数の少ない先生方にはやや混乱される方もいましたが、一度で全てを理解し、使いこなせることの方が困難ですので、繰り返し自宅学習やセミナーにて学びを深めてもらえたらと思います。
受講回数の多い先生方が、積極的に受講回数の少ない先生方にアドバイスをしている場面があり、より深い学びの場になっていると感じました。また、受講生からのアンケートによるフィードバックにも、そのような感想をいただき、アクティベータネットワークジャパンが近年取り組んでいる、よりよい学習方法の模索が功を奏しているのかもしれないと感じました。


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認定試験試験官:菊地光雄、土子勝成、野間実

4名(ベイシック3名、アドバンス1名)の受験者がありました。コンタクトポイントとラインオブドライブでのミスが多く目立ち、減点につながっていると試験官を務めた3人の講師からの感想でした。
テストでの緊張もあると思いますが、普段の臨床がテストに出るという見方もできますので、普段から試験を意識して取り組まれるといいかもしれません。
認定者として合格された先生のこれからの臨床に期待したいと思います。

認定試験は、アクティベータ・メソッドを受けられる患者さんが、安心して施術を受けられるように、厳正に合格基準を設けています。


講義内容
二日目
ベイシック担当:保井志之、土子勝成、野間実

前日の復習から始まり、前日に学びきれなかった部分の再確認をしました。
スパイラル方式に学ぶベイシックのプログラムは、復習を何度も繰り返し、確実に知識として記憶に残るよう、工夫されています。
前日に行った学びを再度確認して、二日間でベイシックのプロトコールが記憶に定着していたことと思います。


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インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)担当:菊地光雄、國井継之介

二日目は、頸椎の新たな検査法と側頭下顎関節を学びました。ワークショップでは、全体の復習や下肢長検査の復習のグループに分けて、受講生のニーズを満たせるように配慮し、自分に必要なスキルを伸ばすトレーニングをしました。
頭で理解していても、実際に行ってみてうまくできないことを実感された方が多かったと思います。また、自分は正しく行っていると思っていても、他者からの視点で確認してもらうと、全く違った部分にコンタクトしていたことに気づくと思います。そんな体験を踏まえながら、経験として落とし込めたワークショップになったように思います。


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合同実技合同実技では、3回のパートに分けてテーブルごとに課題に取り組んでもらう形式で行いました。
コンタクトと矯正方向(LOD)のテーブルでは、実技試験でも行われるような形で、オブザーバーが試験官の立場として一つ一つCPと LODを確認してもらいました。実は「人に教える、人の実技を評価する」という視点を持ったときに、自分の知識と実技に自信があるかを問われています。指摘される方も、指摘する方も学びが深くなるのです。
指導者に教えられることがこのセミナーの価値ではなく、自分たちで深い学びを得ていくという場を提供できるように考えられています。
今回は、CPと LODのテーブルに参加される受講生がとても多かったです。また、下肢長反応のグループでは、PD下肢の反応が受講者間で一致するかという視点でもワークを実施しました。一致しない背景には「ポジション1の正確性が受けていて違う」という患者役の受講生のフィードバックがあり、とても大きな学びになっていました。このような経験をすることが、実際の臨床の場で生かされることと思います。

総評今年初めてのアクティベータ・メソッドセミナーでしたが、受講生の熱意もありとても充実したセミナーとなったように感じております。
昨年度から新規受講生も大きく増え、機能的なアプローチ方法を学びたいと感じている方が増えてきていると感じます。
今まさに時代に必要とされてきているアクティベータ・メソッドを正確に皆様にお届けすることが私たちの使命ですが、このように熱い受講生の参加があることでその使命を達成することができると思うと、とても嬉しく思います。
世界中で使用されているアクティベータ・メソッドが、高いクオリティーを維持して日本で広がり、多くの患者さんの喜びを創り出すことになるだろうと感じられるセミナーとなりました。

謝辞二日間にわたり、アクティベータメソッドカイロテーブルをデモ機としてご用意してくださった株式会社江崎器械様、誠にありがとうございました。
また、セミナーの準備や片付けなど惜しみなくご協力いただきました受講生の先生方、この場をお借りして感謝申し上げます。


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次回第65回AMI公認AMセミナー

開催日:2016年4月17日(日)〜18日(月)
会場:東京都港区 日本赤十字社ビル
プログラム:ベイシック/インターミディエイト(脊柱・骨盤・TMJ)

文責:國井 継之介