2019年セミナーレポート

第79回AMセミナーin大阪
開催日2019年12月8日(日)- 9日(月)
開催場所大阪市 新大阪 丸ビル別館
受講者数基礎編12名、臨床編27名
協力企業江崎器械株式会社(敬称略)
プログラム基礎編 / 臨床編

講義内容
一日目
合同インフォメーション基礎編と臨床編に受講される先生方に合同で開会式を行いました。初めに事務局の吉田さんよりセミナーの連絡事項と物販の説明がありました。次に、司会の土子より受講生の心得をお話させて頂きました。
基礎編プレゼンター:国井継之介
テーブルインストラクター:土子勝成

受講生12名(うち初受講生5名)の方にご参加いただきました。
プレゼンでは、アクティベータメソッドのリサーチ、下肢長不均等の現状から入り、国井先生のデモ治療が行われました。このデモ治療でベーシックプロトコルに沿った治療の流れを見れたと思います。続いて基本的な手順を順を追って解説されました。それぞれ15分程度のワークショップを加えながら手順の確認をしました。セミナーの途中で国井先生から「質問はありますか」と受講生への問いかけがありましたが、質問される受講生はいませんでした。しかし、手順を整理するために一生懸命考えている様子は印象的でした。

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臨床編プレゼンター:保井志之、菊地光雄
テーブルインストラクター:保井志之、菊地光雄、野間実

(野間先生からの報告)
臨床編は、27名の先生が受講されました。始めに、骨盤までの調整を復習しました。PI腸骨の調整は、どうしてもコンタクトがあまくなる部位ですが、ワークを中心に確認できました。
アクティベータ・メソッドのリサーチとトリガーポイントセラピーについて保井先生から講義がありました。プリロードの圧の強さや持続時間が確認されました。目安の強さや時間はありますが、目の前の患者さんに合わせて行うことが大事だということが確認されました。
下肢のスポーツ障害について菊地先生から講義がありました。我々、カイロプラクターは外傷に伴う機能障害の調整を行なっているということが確認されました。
その後、保井先生から腰部、肩、肘、手の調整についての講義が行われました。1日目の終わりに、保井先生から実際の臨床でどのように調整しているのかデモが行われました。施術前後に目安検査を使用していることが印象的でした。

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認定試験筆記試験担当:国井継之介
実技試験担当:菊地光雄、土子勝成

2名の受講生がベイシック試験を受験されました。
2人共、筆記試験、実技試験に合格されました。
今回、2人の先生方の実技は臨床で使っておられることが分かるスムーズなものでした。このベイシック認定を機にさらに上を目指してもらいたいと願います。

今回、2人の先生方の実技は臨床で使っておられることが分かるスムーズなものでした。このベイシック認定を機にさらに上を目指してもらいたいと願います


二日目
基礎編プレゼンター:国井継之介、土子勝成
テーブルインストラクター国井継之介、土子勝成

土子からデモ治療で受講生の施術をさせていただきました。講義は、腰椎、胸椎のアイソレーションテストを紹介し、国井先生より肩甲帯、頸椎・後頭骨の解説が行われました。各文節で15分程度のワークショップを設け、受講生自身が実技の中で手順を確認していました。
初受講の先生方も前日とは違い、徐々に手つきも慣れていき、上達の速さに感心しました。

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臨床編プレゼンター:保井志之、菊地光雄
テーブルインストラクター:保井志之、菊地光雄、野間実

(野間先生からの報告)
2日目は、保井先生から乳幼児の調整、菊地先生から頚椎の講義がありました。手順がわかりにくい調整方法は、デモを交えて説明されました。その後、保井先生から顎関節、頭蓋骨について講義が行われました。午前の終わりに、保井先生からデモ治療が行われました。筋骨格系だけではない症状にもデモが行われ、興味深く受講生の先生方は見られていました。
2日間とも、ワークを中心に進められて、受講生同士がチームの一員であるという雰囲気のもと進められていました。
臨床編ということでしたが、基本である下肢長検査で「反応が正確に診れる」ことが大事だということが印象的でした。

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合同実技二日目の午後は、合同実技の時間でグループワークを行いました。

・下肢長検査法(初級:型の修得)
・下肢長検査法(上級:反応の修得)
・コンタクトポイント基礎編復習
・コンタクトポイント臨床編復習
・臨床基礎スキル(15分以内)

以上の5つテーマに分かれて、3回のワークを行いました。受講生には今後臨床を続ける中で心に留めておくような考え方や、気を付けるポイントを自分から取りに行く目的で3回のワークショップに臨んでほしいと土子から提案させて頂きました。
今回、3回のワークショップは受講生の積極的な学ぶ姿勢と、集中力に素晴らしいチームであると改めて感じました。

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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • 反応で構造的な見方をしていた部分があったので反応重視で明日の施術から気を付けたいと思います。
  • とても奥の深くて手技の難しさを感じました。
  • コンタクトポイントや体の場所等、細かい部分で勉強しなくてはと思いました。又、まだまだ自分の出来る事、目標が出来たので良かった。
  • 軽い刺激でみるみる体が整っていく事がすごい。
  • コンタクトが強すぎたり、弱すぎたり、触られかた1つでうけている心地良さが全然違うので、自分も注意しようと思いました。
  • 何を改善させたいか、目的を明確にして施術することにより、同じ事をしていても効果が大きく差があると感じました。
  • 下肢長検査、手順も重要ですが、臨床では施術前の評価や、何が症状を引き起こしているので原因を患者様と共有することも重要だと感じました。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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次回第80回AMI公認AMセミナー

開催日:2020年4月12日(日)~13日(月)
会場:東京 港区浜松町
プログラム:基礎編/四肢・脊椎編

文責:土子 勝成


第78回AMセミナーin大阪
開催日2019年10月6日(日)- 7日(月)
開催場所東京都 味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター
受講者数基礎編19名、臨床編21名
協力企業エンタプライズ 江崎器械株式会社 陽春堂(敬称略)
プログラム基礎編 / 臨床編

講義内容
一日目
合同インフォメーション基礎編と臨床編を受講される先生方合同で開会式がありました。事務局の吉田さんよりセミナー会場について、単位認定、認定試験などについて連絡がありました。その後、諸注意、学びの心得などの確認がありました。
基礎編プレゼンター:国井継之介
テーブルインストラクター:土子勝成・国井継之介

(國井先生から報告)
受講者19名(うち初受講生7名)の先生方にご参加いただきました。
プレゼンでは、アクティベータメソッドの2大特徴である、下肢長反応とアクティベータ器についてのリサーチや下肢長検査法、ポッシビリティ、足首・膝、骨盤、恥骨結合と、検査法や矯正法を3台のテーブルを使用して、ワークショップを織り交ぜながら、ご紹介しました。

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臨床編プレゼンター:保井志之、菊地光雄
テーブルインストラクター:保井志之、菊地光雄、野間実

保井先生から、デモを交えながら膝から骨盤までの調整について復習がありました。普段見落とされがちな基本的なことについて、受講生と一緒に考えながら復習しました。そして、アクティベータ・トリガーポイントセラピーまで紹介がありました。
菊地先生より、下肢のスポーツ障害について紹介がありました。菊地先生の臨床経験を交えながら、わかりやすく説明していただきました。
その後、保井先生より、仙骨、骨盤、関連部位に関する追加的検査、肩の関連構造の追加検査、肘、手首、および手の追加検査と調整法について紹介されました。
デモは、毎回保井先生が普段の臨床に基づいた手順で見せていただきました。スライドやテキストからだけではなく、より実践的な学びになりました。

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認定試験筆記試験担当:菊地光雄
実技試験担当:菊地光雄、野間実

4名の受講生が認定試験(ベイシック認定3名、アドバンス認定1名)を受験されました。
筆記試験は全員合格しましたが、実技試験に合格されたのは3名でした。合格された先生と不合格だった先生には、ほとんど差はありませんでした。しかし、緊張のあまり間違えてしまったことが大きかったようです。
今回不合格になった先生には、ぜひ次回もチャレンジしていただきたいです。また、合格された先生は、ここからがスタートラインという気持ちで、今後も精進していただきたいと思います。


二日目
基礎編プレゼンター:土子勝成、国井継之介
テーブルインストラクター土子勝成、国井継之介

(国井先生から報告)
土子先生による、腰椎、胸椎の講義とワークショップ、国井による肩甲帯、頸椎・後頭骨の講義とワークショップをさせていただきました。
講義に入る前に、ベイシックスキャンの流れを理解できるように、デモ治療をさせていただきました。実際に施術をみることで、今後の講義の内容を掴みやすくなったのではないかと思います。また、熟練者から初学者まで、各々のレベルで理解を深められたのではないかと思います。
技術としてインプットして、簡単にできそうに思いますが、いざアウトプットしてみると思うようにできない、そのような体験をしてもらいながら、より学びを深めていただけたのではないかと感じました。

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臨床編プレゼンター:保井志之、菊地光雄
テーブルインストラクター:保井志之、菊地光雄、野間実

2日目は、保井先生から、乳幼児・小児の調整について、デモを交えながら紹介がありました。セミナー会場には大人しかいないので、受講生が小児役になりデモが行われたのが印象的でした。
菊地先生から、頸椎、後頭骨、頸椎椎間関節テストについて紹介がありました。検査・調整法の中に、少しわかりにくい手順などがありましたが、時間をかけてわかりやすく説明していただきました。
胸椎・肋骨について保井先生から説明がありました。私がデモで患者役になり、施術を受けさせてもらいました。後で、受講生の先生から受けた感想を聞かれました。圧痛が取れて、時間が経つほど息が吸いやすくなりました。

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合同実技二日目の午後は、合同実技の時間でグループワークを行いました。

・下肢長検査法(初級:型の修得)
・下肢長検査法(上級:反応の修得)
・コンタクトポイント基礎編復習
・コンタクトポイント臨床編復習
・臨床基礎スキル(15分以内)

以上の5つテーマに分かれて、3回のワークを行いました。受講生は、希望のテーマのテーブルに集まり、受講生同士の教え合いでワークが行われました。
一方的に教えられるだけより、教え合うことで新たな視点に気づけたり、教えることで、また新たな発見がありり、ANJのチームとしてより良い学びができたように感じられました。

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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • 日頃、筋肉に対しての治療をメインにさせていただいておりますが、その治療だと治らない症例もあったため、AMセミナーを初めて受講致しました。明日からまず、下肢長検査の精度を高めていきたいと思います。
  • 改めて、CPやリロード圧、LODが自己流になっていたと反省し気付けたので、もう一度しっかりと復習して患者さんへの治療効果を高めていきたいと思います。毎回、本当にこの治療の素晴らしさを実感します。
  • 基本的な動作を一からわかりやすく学べたので、次回から練習に不安なく出来ると思いました。結果がはっきりする施術。動作はシンプルだけど奥の深いものだと感じました。
  • 下肢超検査が雑だったり、クセがあったので、確認して確実に大切にしたいと思う。
    コンタクトポイントのティッシュプルが自分がやっていたのがあまかったので、そこをもう一度意識してやっていきたいです。施術を数回受けていると足関節の背屈も可動域が上がり、ポジション1の感じが違うのに気づきました。
  • 自分のクセを、他の先生や講師の先生方にアドバイスを頂いて、初心に帰ることが学びになりますし、有難いと思います。
  • (合同ワークの時間)臨床スキルのグループで、他の先生の施術を見れて勉強になった。
  • (施術を受けて)身体が軽くなりました。
  • 知識だけではわからないものがあると実感した。今後の復習・実践のいい基礎となった。地道に習熟していきたい。
  • 先生、並びに上位クラスの方々、みなさん親切にご教授頂き、感謝です!
  • 心地よい刺激で良かったです。検査法など素晴らしかったです。反復練習を頑張りたいと思います。
    臨床編2回目ということもあり、前回よりもしっかり頭に入ってきました。思った以上に基本的な部分を見直すいい機会になってよかったです。
  • 参加者のチームワークが素晴らしいと思いました。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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次回第79回AMI公認AMセミナー

開催日:2020年12月8日(日)~9日(月)
会場:大阪市 新大阪丸ビル別館
プログラム:基礎編/臨床編

文責:野間 実


第77回AMセミナーin大阪
開催日2019年6月9日(日)- 10日(月)
開催場所大阪市 新大阪丸ビル別館
受講者数基礎編16名(初受講3名)、四肢・脊椎編28名
協力企業エンタプライズ、江崎器械株式会社 (敬称略)
プログラム基礎編 / 四肢・脊椎編

講義内容
一日目
合同インフォメーション基礎編と四肢・脊椎編の受講のためにお集まりいただいた先生方に、セミナー受講における基本的な約束事と、より効率的な学びを得るための心得などをご紹介させていただきました。

代表の保井先生より冒頭の挨拶があり、事務局吉田さんから連絡事項の説明がありました。
基礎編プレゼンター:保井志之
テーブルインストラクター:保井志之、野間実

(野間先生から報告)
基礎編は、受講生16名(初受講3名)で行われました。講義は保井先生が2日間担当され、野間が実技指導補助をさせていただきました。
実技用のテーブルは3台用意されました。初日は、下肢長検査の歴史から骨盤の検査・調整まで、講義と実技を交えて行われました。

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四肢・脊椎編プレゼンター:菊地光雄、國井継之介
テーブルインストラクター:菊地光雄、土子勝成、國井継之介

はじめに、基本となるアクティベータの使い方、及びコンタクトの仕方、そして脚長検査のポイントを國井がお伝えしました。
その後、股関節、膝関節、足関節、肩関節、肘関節、手関節といった四肢の関節への検査法と調整法について、菊地先生から紹介がありました。
菊地先生の臨床経験を織り交ぜたプレゼンテーションによって、臨床のヒントとなる内容が豊富に含まれた内容となっていました。

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認定試験筆記試験担当:菊地光雄、土子勝成、野間実
実技試験担当:菊地光雄、土子勝成、野間実

8名の受講生が認定試験(ベイシック認定4名、アドバンス認定4名)にチャレンジされました。
筆記試験は見事全員合格しましたが、実技試験までパスしたのは6名でした。
新たにベイシック認定が2名、アドバンス認定が4名誕生しました。

試験官を務めた先生方からは、小さな部分での間違いが合格者と不合格者の分かれ道となったというような感想がありました。
総じて、認定志願者のレベルのレベルが向上されていて、アクティベータ・メソッドの価値を発揮できるレベルの方が増えてきているという印象があるように感じました。


二日目
基礎編プレゼンター:保井志之
テーブルインストラクター保井志之、野間実

(野間先生から報告)
2日目は、腰椎から後頭骨まで行われました。
普段より少人数ということもあり、2日間通して集中した雰囲気で学ぶことができました。
ベテランの先生が、初心に戻って基本を確認されている姿がとても印象的でした。
2日目の午前の最後に、保井先生がデモとして、ベイシックでの調整を見せてくださいました。
施術前後に目安検査をして、施術の効果がわかりやすく確認されていました。

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四肢・脊椎編プレゼンター:土子勝成、國井継之介
テーブルインストラクター:土子勝成、國井継之介

基礎編で扱うことのなかった脊柱の分節および、回旋以外の脊柱の動きに関した神経関節機能障害の検査法を土子先生よりご紹介させていただきました。
テキストには記載されていない細かな検査法や調整法についても、AM第二版の書籍から紹介があり、内容のつまったプレゼンテーションがされました。
仙骨および骨盤、尾骨、恥骨などに関連した構造の検査法と調整法を國井から紹介させていただき、アクティベータ・メソッド全体の中での施術の組み立て方などをお伝えさせていただきました。

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AMハワイセミナーのご報告本年2月にハワイで開催されたAMI社によるハワイセミナーに、ANJのメンバーが参加しましたので、そのご報告をさせていただきました。
当時の写真から、セミナーの様子や参加された先生の様子がわかる報告が保井先生より行われ、参加された先生方の笑顔がとても印象的でした。
合同実技二日目の午後は、合同実技の時間でグループワークを行いました。

・下肢長検査法(初級:型の修得)
・下肢長検査法(上級:反応の修得)
・コンタクトポイント基礎編復習
・コンタクトポイント四肢・脊椎編復習

・臨床基礎スキル(15分以内)・臨床基礎スキル(10分以内)

以上のテーブルに分かれて、3回のワークを行いました。
今回も受講生の多くは、下肢長検査法の(型)や(反応)に多くのニーズがありました。
コンタクト・ポイントを学習するグループでは、触診技術のレベルが高く、素早く的確に触ることができる受講生が増えてきていると感じました。

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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • チームで学ぶ事の大切さと面白さを感じました。
  • これからアドバンス認定者としてより頑張って行こうと思います。
  • 首の痛みがとれてスッキリしました。
  • まだ知らない事もあったりして長くやっていても奥が深いと思いました。
  • 自分で出来ていない事、未熟な所を再認識が出来ました。
  • これまでの疑問が解消されたので明日からの臨床が楽しみです。
  • 部分的に受けただけですが、頭方圧、アクティベータ器の圧など、初学者、ベテラン、インストラクターで力の伝わり方や圧の心地よさに差を感じました。
  • 身体が軽くなるのが実感しやすい
  • 事前にテキストを見直し、頭の中を整理して課題を持って今回のセミナーに臨んだのでより充実したインプットとアウトプットが出来たと思います。
その他の方感想はこちらからご覧ください。
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次回第78回AMI公認AMセミナー

開催日:2020年10月6日(日)~7日(月)
会場:東京 味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター
プログラム:基礎編/臨床編

文責:國井 継之介


第76回AMセミナーin東京
開催日2019年4月14日(日)- 15日(月)
開催場所東京 味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター
受講者数基礎編33名(初受講12名)、四肢・脊椎編24名
協力企業江崎器械株式会社 (敬称略)
プログラム基礎編 / 四肢・脊椎編

講義内容
一日目
合同インフォメーションオープニングは基礎編、四肢・脊椎編の合同で、事務局の吉田より事務連絡があり、続いて「受講心得」について菊地より説明がありました。受講生のそれぞれの立場で「受講生」「指導者」という相互の視点から教えたり、教わったりすることで学習効果が高まることを説明させて頂きました。
基礎編プレゼンター:保井志之
テーブルインストラクター:土子勝成、野間実

(レポート野間先生)
基礎編には33名の先生が参加されました。そのうち、初めて参加された先生は12名でした。
講義は2日間とも保井先生が担当され、実技の補助を土子先生と野間が担当しました。
ベテランの先生も初心に戻り、下肢長検査に癖がないかチェックしてもらっていたり、コンタクトポイントを確認されている様子が見られました。
また、初めて受講された先生も、熱心にメモを取りながら参加されていました。
毎回、チームとして成長するという目標のもと、セミナーが行われています。
今回も実技では受講生同士がお互いに教えあっていました。
昨年よりさらに雰囲気が良く、教える立場の先生も、教えてもらった先生も、有意義な時間を過ごされたように感じました。

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四肢・脊椎編プレゼンター:菊地光雄
テーブルインストラクター:國井継之介

アクティベータ器プロトコル・ランドマーク・ワークショップから始まり、下肢関連の検査と矯正では股関節関連、膝関連、足関連と順次進めていきました。プレゼンをして、その後ワークショップを行い座学と実技のバランスに配慮した講義です。
講義やワークショップの時にも質問も多くあり、受講生の熱心な学習意欲が感じられました。また、受講回数の多い先生方から少ない先生方に熱心に指導されてチーム学習の効果が伺えました。

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認定試験筆記試験担当:國井継之介、菊地光雄
実技試験担当:國井継之介、土子勝成、野間実

(レポート土子先生)筆記試験では5名が合格され、実技試験では3名の方が合格されました。
実技試験では、コンタクトポイントの正確性や、手順の把握、スムースさが問われます。今回の合格者は皆さん慣れた手順で進められ、普段の臨床で使われていることが読み取れました。残念ながら不合格の方も、修正点を見直して再度試験で力を発揮してもらいたいと願っています。

合格された先生方は、認定者としてAM臨床家として社会貢献が期待されます。おめでとうございます。


二日目
基礎編プレゼンター:保井志之
テーブルインストラクター土子勝成、野間実

二日目の基礎編のクラスは、グループ間の雰囲気の和やかさから積極的にフィードバックをして、受講者間のコミュニケーションが深まって積極的に意見を交わし、実技の指導をしたり、受けたりしていました。

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四肢・脊椎編プレゼンター:國井継之介
テーブルインストラクター:菊地光雄

二日目の講義は前日の講義内容についての質問から始まり、ポジション3、4、5とベイシック以外の骨盤、腰椎、胸椎、頚椎の検査と矯正のプレゼンとワークショップを行いながら講義を進めていきました。
特に特に四肢・脊椎編ではコンタクトポイントとLODについて実践的な方法の仕方を習得できるように行いました。

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ハワイセミナー参加報告保井先生から、2月に参加されたハワイセミナーの報告がありました。参加された受講生の皆さんの熱心な受講風景やサンセットクルーズでのディナーなど楽しそうな笑顔が写った写真が紹介されました。
保井先生の話の中で「日本の受講生のレベルは米国の受講生に比べても引けを取らず、あるいはそれ以上かもしれない」この言葉は印象に残りました。
合同実技二日目の午後は、基礎編と四肢・脊椎編wp受講された先生全員で、総合ワークをしました。下記の6つのテーマに分かれて、3回ワークを行いました。

・下肢長検査法(初級:型の修得)
・下肢長検査法(上級:反応の修得)
・コンタクトポイント基礎編復習
・コンタクトポイント四肢・脊椎編復習

・臨床基礎スキル(15分以内)・臨床基礎スキル(10分以内)

総合ワークでは、各先生方の強化したい課題や修正したい課題など各テーマに沿って自由に選択して行います。初心者からベテランまでそのレベルに合ったテーマで受講者間の「指導をする」「指導を受ける」の立場で学習していきます。いずれのグループも熱心に学習されていたのが印象的でした。

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megaphone-y.jpg セミナーアンケートより

  • 頚の痛みからくるしびれだと思っていましたが、肩と肘が原因だと知って100%ちがっていたのでびっくりしました。普通そこまで感じていなかった腰も軽いです。
  • 下肢の反応、張りがとれた。腰の動きが良くなった。今までにない治療で新鮮でした。
  • 軽い圧で施術が進んでいくので安心感があり、施術後から変化を感じる事ができました。
  • 筋力の低下や痛みがアクティベータを受けることにより、全体の不快感がなくなり身体が軽くなった感じがありました。
  • インストラクターの触診の力加減やCPの安定感は非常にためになります。後日、現場に戻った時は安心、安定、正確なコンタクトのもと仕事に取り組みたい。
  • 久々に実際に受けて、改めてこの治療技術の素晴らしさ、可能性を感じました。
  • 刺激が少なくて速効性があるのが良い。変化を感じれるとこれほど有用なものはないと思う。
  • 施術後に機能改善がされているのがよくわかる。違和感がとれた感じ。
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謝辞今回のセミナーで施術用のテーブルを提供してくださいました江崎器械株式会社様にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
筆者の感想LCA学習テーマにある「チームで学ぶ」がセミナーに浸透して受講者間同士で教える立場、教わる立場で熱心に進められている雰囲気の良いセミナーになってきています。当然、良い雰囲気の中での学びは深まり受講生の成長も著しく感じます。
今回は平成最後のセミナーで、回数も76回になりました。公認セミナーがこれほど長く継続されているのは臨床の現場で患者に受け入れられていることだと思います。更にそれを伝えるAM臨床家、すなわち受講生が毎回熱心に受講されて本質的な施術を学び地域社会に貢献されていることだと思います。セミナーは平成から令和の時代になって更に進化していくと思います。

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次回第77回AMI公認AMセミナー

開催日:2020年6月9日(日)~10日(月)
会場:大阪 新大阪丸ビル別館
プログラム:基礎編/臨床編

文責:菊地 光雄


AMセミナー in Hawaii
旅行日程2019年2月15日(金)- 19日(火)
宿泊ホテルオハナ ワイキキ マリア
2211 Kuhaio Avenue, Honolulu, HI. 96815
セミナー日時2019年2月16日(土)8時30分〜17時、17日(日)8時〜13時
セミナー会場ハワイ州ホノルル市 ハイアットリージェンシーワイキキビーチ
2424 Kalakaua Avenue Honolulu, HI 96815
参加者16名(男性13名、女性3名)スタッフ・インストラクターを含む
プログラムCLINICAL TOPICS


私(野間)を含めて3名の先生が家族同伴で、今回のセミナー旅行に参加しました。
2月15日(金)に福岡や熊本、愛知県から国内線を乗り継ぎ、成田空港に集合しました。午後9時半発の飛行機に搭乗して、ホノルル空港に向けて出発しました。
日本とハワイでは日付変更線をまたぐことになるので、現地に到着したのは2月15日(金)の午前でした。
2月15日(金)は、終日自由行動でしたので、家族でオプショナルツアーに参加されたり、それぞれの先生方で自由に過ごされたようです。

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セミナー初日受講された先生は、アメリカ人を含めて約35名の参加者でした。
2日間ともDr.ファーからの講義でした。
初日の午前中は、下肢長検査(ポジション1とポジション2)、ベイシックスキャンプロトコル、ポシビリティー1・2・3、ポジション3・4・5などの基礎の復習から始まりました。
実技は英語のテーブルと日本語のテーブルに分かれて、一人一人ベイシックの復習が行われました。英語のテーブルはDr.ファー、日本語のテーブルは保井先生が担当されました。
今回のセミナーはClinical-Topicsというテーマでしたが、ポジション1と2、ベイシックといった基本を大事にしているという印象でした。

セミナー会場であるホテル内のレストランで、Dr.ファーから参加者全員にランチのご馳走がありました。バッフェスタイルで、それぞれの先生が好きな料理を堪能されていました。レストランは半分テラスのようになっていたので、昼食後ビーチが見える景色を背景に、写真を撮られている先生もいらっしゃいました。

午後の講義では、腰椎、胸椎を中心としたテーマでした。講義中に、Dr.ファーが実際に調整したり、受講されている先生が調整しながら進められました。それぞれのパートで新しい情報が紹介されていました。
昼食後、日本とアメリカ本土からの時差もあり、受講されている先生に疲れが見えると適宜休憩を挟んで講義が進められました。

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セミナー2日目膝や脛骨、肩、胸骨などがテーマでした。
特に、手術後の膝について詳しく講義で紹介されていました。
2日目の後半も、実技を交えながら進められました。Dr.ファーが自ら受講された先生を調整したり、受講された先生が調整しました。調整の途中、Dr.ファーが解説したり、調整後のフィードバックも行われていました。

2日間を通して、Dr.ファーが今までの臨床経験を交えて進められ、とても興味深い内容でした。
「less is better (より少ない矯正が良い)」「the body is smart better than you do (あなたがするより、体はスマートである)」ということが強調されていました。

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サンセット・ディナークルーズ最後の晩、参加された先生で、サンセット・ディナークルーズを楽しみました。
ロブスターやステーキをいただきながら、ホノルルの夜景やサンセットを見て、ハワイの踊りを堪能しました。最後に、演奏家やウェイターを中心に、居合わせた人全員で盛り上がる場面もありました。

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最終日朝の8時にホテルのロビーに集合し、ホノルル空港にバスで向かいました。成田行きの飛行機も定刻通り離陸し、大きなトラブルもなく全員で日本に帰国できました。

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本場アメリカのセミナーで勉強し、ハワイを楽しむことができました。とても有意義な時間を過ごすことができました。
保井先生、事務局の吉田さん、一緒に参加された先生方、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
次回第76回AMI公認AMセミナー

開催日:2020年4月14日(日)~15日(月)
会場:東京
プログラム:基礎編/四肢・脊椎編

文責:野間 実