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2017年AMI社50周年記念カンファレンスレポート

AMI社主催グローバルリーダーシップカンファレンスレポート

By 保井 志之D.C.

2017年7月20日から22日に渡って、アクティベータ・グローバル・リーダーシップ・カンファレンスが開催された。最終日にはAMの創立50周年に当たる記念式典も催された。今回アクティベータ・ネットワーク・ジャパンからは5名が参加した。

 

初日の講義は、Dr. Nathan Unruhによる盛業メソッドのプレゼンが行われた。テクノロジーを駆使したマーケティング戦略が印象的だった。次に、ディレクターやインストラクター達の非公開のミーティングで今後の展望や注意事項が伝達された。今後、グローバルにオンラインセミナーを活用する計画であるとのこと。

 

2日目の最初のスピーカーは、Chicken Soup for the Chiropractic Soulの著者で元パーカーカイロプラクティック大学学長のDr. Fab Manchinだった。パブリックに耳を傾け、自らがスピーカーになってストーリーを語り続けることの大切さを伝えていたことが印象的だった。

二人目のスピーカーは、WFC(世界カイロプラクティック連合)会長、Dr. Richard Brown。カイロプラクティックの世界的動向についてのプレゼンがあった。その後、CCEの会長やギリシャカイロプラクティック協会会長や法律家やなどを交えてパネルディスカションが行われた。

 

三人目のスピーカーは、パーマーカイロプラクティック-ウエスト大学の会長、Dr. William Meeker。米国におけるカイロプラクティックの認知に関する調査結果が報告された。米国のカイロプラクティックの利用者は、首や腰の痛みに対して95%の人が効果的だと答えている。61%の米国人がカイロプラクティクは首や腰の痛みに対して効果的だと信じており、29%の米国人がカイロプラクターを最初に選択するとのこと。

カイロプラクティックに関する5つの質問項目があり、まずは、安全であるか?効果があるのか?カイロプラクターは本当のドクターなのか?誰がカイロプラクターを受診するのか?カイロプラクティックは首や腰の痛みに効果的なのか?米国には医療分野でドクターの学位を有する職業が4つあり、それに必要な教育時間を比較して報告されていた。Medical Doctorは4800時間、Doctor of Osteopathyは4665時間、Doctor of Chiropracticは4620時間、Doctor of Physical Therapyは3870時間とのこと。

 

四人目のスピーカーは、現在、イギリスの名門大学の一つであるケンブリッジ大学の神経学教授を勤めているDr. Frederick Carrick。アクティベータのアジャストメントがどのように神経系に影響を及ぼすのかの可能性についてのプレゼンがあった。

夕方からは、ドクターファーと奥様のジュディーさんからのご招待で、地元の球場で大リーグを観戦させていただいた。とても白熱した試合で、日本のインストラクターチームを初め、イギリスやブラジルからの参加者も野球観戦を存分に楽しんだ。

余談になるが、試合が始まる前に米国の国家斉唱が始まると、通路を歩いていたお客さんは足を止め、店員さんも作業を止めて胸に手をあてて、アメリカ国旗を見つめていた。誰もその静粛な雰囲気を乱す人はいなかった。以前から知ってはいたが、改めて米国人の愛国心に感動した。

 

最終日の午前は、Steven B. Wiley氏によるリーダーシップに関するプレゼンが行われた。リーダーシップの概念として、トランザクショナル(取引型)とトランスフォーメショナル(変革型)のリーダーシップの違いについての説明があった。トランザクショナルは権威や規律によって部下を統率していくタイプで、トランスフォーメショナルは人格的に部下を教化して目標に向かって率いるタイプなどの説明があった。

 

日本のアクティベータチームのリーダー、責任者としての活動も18年目。お陰様でとても洗練されたチームになっている。今日までたくさんの先生達に協力していただき、チーム全体の個性もそれぞれのメンバーの個性によって変化してきた。チームとしては様々な紆余曲折があったが、その都度成長してきた。東洋的に言えば、チームリーダーには「義」と「愛」が大切なのかなと今回の講義を聞いて感じた。

午後からは、スペイン在住のDr. Ricardo FujikawaとDr. Arantxa Orgega de MuesよりアクティベータVによる骨粗鬆症への効果に関する研究報告があった。アクティベータを使っているドクターのほとんどが、このリサーチの価値や未来への可能性を感じたのではないだろうか?アクティベータVによるアジャストメントが骨粗鬆症に影響を与えているという科学的研究は追試され、さらに広がってくるのかもしれないと感じた。

 

その他、いくつかのプレゼンがあり、夕方からAM50周年の記念式典が開催された。豪華な会場でディナーを味わった。その後、ローガンカイロプラクティック大学やWFC(世界カイロプラクティック連合)、ヨーロッパのカイロプラクティック団体などから祝辞とお祝い品がドクターファーに贈呈された。

 

日本からはAMを使ってその恩恵をうけている先生達から寄付を募り、博多人形と寄付者の名前を刻印した記念の盾を贈呈させていただいた。博多人形は無形文化財保有者、人間国宝の宗田源蔵作の「羽衣」の能の人形。気品のある荘厳な雰囲気が心のこもった日本からの贈り物として伝えることができたと思う。

最後に、AMを率いているインストラクター達への表彰が行われた。年間ディレクター賞や年間リサーチ賞などが表彰され、驚いたことに私も“イーグル賞”という名誉ある賞をいただいた。私は、米国のインストラクターカンファレンスに参加させていただいて20年目になるが、この賞は特別な人しかいただけないことを知っているが故に嬉しさもひとしおだった。この賞は、今日まで協力してくださった日本のスタッフのお陰でもあり、コツコツと積み重ねてきた日本チーム全体に与えられた賞だと思っている。

 

今回の節目となる50周年の記念行事に参加させていただき、さらなる成長と貢献を積み重ねていこうと心を新たにした。日本チームはさらに成熟し次のステージに向かい、目の前の患者さんはもちろん、日本の健康医療に貢献したいと思う。

By 菊地 光雄 B.C.Sc

2017年7月20日~22日に行われましたアクティベータ・グローバル・リーダーシップ・カンファレンスに参加して有意義な時間を過ごすことができましたので報告します。


日本からはMI公認日本地区ディレクター保井先生、ANJ事務局吉田さん、国内インストラクター土子先生、野間先生、筆者の5人で参加しました。
会場はAMI本社があるアリゾナ州フェニックスでエンバシースイーツフェニックス・ビルトモアというリゾートホテルで開催されました。このホテルは今回で3回目になります。会議というより観光を楽しむ雰囲気にさせてくれるリラックスできる会場です。

今回は50周年記念と言う事で特別な式典があり、世界各国のインストラクターの参加とカイロプラクティック界の一流のスピーカーがプレゼンをして熱心に耳を傾けていました。

主だったスピーカーはDr. Nathan Unruh、元パーカーカイロプラクティック大学学長Dr. Fab Manchin、WFC会長Dr. Richard Brown、パーマーカイロプラクティック-ウエスト大学の会長Dr. William Meeker、ケンブリッジ大学神経学教授Dr. Frederick Carrickなど著名人がプレゼンをしました。また、会議はパネルディスカッションなどもあり、今後のカイロプラクティックのあり方など熱心に意見を述べていました。(内容については他の先生方に譲ります)

二日目の夜はメジャーリーグのダイヤモンドバックス対ナショナルズのゲーム観戦にイギリスやブラジルのインストラクター、そして日本のインストラクターチームも招待して頂きました。さすがメジャーのゲームで選手個々のパフォーマンスのすごさに興奮しました。招待してくださったDr.ファーそしてジュディーさんの心遣いには感謝いたします。

3日目の夕方からAM50周記念の式典では130人以上の参加者が華々しく会場を埋め尽くし盛大に行われました。AMに貢献されたインストラクターや研究者、カイロプラクティック関係者への表彰が行われました。年間ディレクター賞、年間リサーチ賞などが表彰され、日本からは保井先生が「イーグル賞」を受賞しました。このイーグルは「白頭鷲」でアメリカ合衆国の国鳥でもあり国章などにも必ずデザインされている鳥です。

アメリカにおける賞の中でも特別名誉な賞です。保井先生の名前を呼ばれたときは保井先生本人も驚いていましたが、私もうれしくなり胸が熱くなると同時に目頭がウルウルしました。

日本からは日頃からAMで臨床をされている先生方からお礼の気持ちを込めて寄付を募り50周年記念のお祝いに博多人形「羽衣」という能人形と寄付者の名前が刻まれた盾を贈りました。能人形は見事な立ち姿で思わず時を忘れて見とれてしまうほどの傑作です。ジュディーさんも見たときは感激されていたようです。

今回の保井先生の「イーグル賞」の受賞は、18年間日本のAMの発展と普及に貢献したことはもちろん、日本のAM受講生をはじめ患者さん、そして我々スタッフを取り込み一つのチームとして共に寄り添って歩んできた結果だと思います。日本のカイロプラクティックを含めた代替医療の業界は社会的にも特別な形態をしています。カイロプラクティックも玉石混合の中にあって、受講資格の問題や知的財産権などを取りまとめてきたリーダーシップの賜物と思います。

 

今回でAMカンファレンスに参加したのは4回目になります。招待してくださったDr.ファーとジュディーさんの笑顔と温かく迎えてくれる優しいお気持ちに心より感謝いたします。そしてその機会を作ってくださいました保井先生に感謝の気持ちを込めてお礼を申し上げます。

最後になりましたが同行してくださいました保井先生、吉田さん、土子先生、野間先生には面倒をおかけして大変お世話になりました。ありがとうございました。

By 野間 実 M.A.

アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスで行われたアクティベータ・グローバル・リーダーシップ・カンファレンスに保井先生のご厚意で参加させて頂きました。


3日間、一流の先生によるプレゼンが行われました。カイロプラクティック・オフィスの経営についてのプレゼン、チキンスープ・シリーズの「カイロプラクティックのこころ」の著者である元パーカーカイロプラクティック大学の学長によるプレゼン、世界のカイロプラクティック事情についてのパネルディスカッションなどでした。

 

私が最も印象に残っているのは、リーダーシップについてのプレゼンです。アメリカの南北戦争の動画に沿ってリーダーシップに必要な遂行性と柔軟性についての内容でした。また、リーダーは未来について語ることの大事さについても触れられていました。

また、Dr.ファーの奥様のジュディーさんが、器具を使ったカイロプラクティックにおいて、アクティベータ・メソッドは普及率No.1であり、多くの実験と検証を積み重ねてきていて、普及率No.2やNo.3の器具は実験や検証がほとんどされていないことを強調されていたことも印象的でした。

今回、日本からだけでなく、ブラジル、スペイン、イングランド、オーストラリアなど世界中の先生が参加されていました。

スペインの先生が臨床的な研究のプレゼンをシンプルで判りやすい英語でされていました。自分も英語の勉強をもっとして、このような場所で英語のプレゼンができるようにしていきたいと思いました。

講義が行われた隣の部屋には、矯正ベッドが2台あり、休み時間や講義が終わった後先生方がアクティベータ・メソッドで調整し合っていました。

アメリカや他の国の先生と同じ空気を味わうことができたことで、改めてアクティベータ・メソッドが世界に広がっていると感じました。日本でも、一人でも多くの人に、アクティベータ・メソッドの良さを伝えていきたいと思いました。

また、私が10年以上前にアメリカに住んでいた時にアクティベータの調整を受けに通っていたオフィスの先生にも偶然会うことができました。とても感慨深いものでした。

今後もアメリカの研修に同行させて頂けるように、しっかり皆様の期待に応えていけるように切磋琢磨してこうと感じました。

最後に、保井先生をはじめ、同行していただいた菊地先生、土子先生、事務局の吉田さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

2015年カンファレンスレポート

AMI社主催リーダーシップカンファレンスレポート

By 保井 志之D.C.
2015年6月12日‐13日にAMI社主催のリーダーシップ研修がアリゾナ州のフェニックス市のホテルで開催された。2013年7月にAMI社主催プラットフォーム(プレゼンター)インストラクター特別研修会が開催されて以来、2年ぶりのAMI社主催の研修会。

今回はリーダシップ・カンファレンスと題して、日本を含め、イギリス、オーストラリア、ブラジルからもリーダー達が招待された。日本の代表として招待された私は、ドクター・ファーの許可を得て、国内でご協力いただいている菊地先生、国井先生、土子先生をお誘いして、本研修会に同行していただいた。

初めて招待された1997年のAMI社30周年記念カンファレンスから18年目になる。インストラクターの中では、私もだんだんと古いメンバーの一人になってきた。変わらない古いメンバーがいる一方で、新しいメンバーも入ってくる。毎回、招待を受けるたびに、古いメンバーとの再会と、新しいメンバーとの出会いも楽しみの一つになっている。今回の研修会開催の理由の一つは、ドクター・ジーグラ―という方が新しくAMI社の社長に就任したことである。

ドクター・ジーグラ―は、ノースウエスタン健康科学大学(元ノースウェスタンカイロプラクティック大学)の学長やフットレベラー社の副社長を歴任。20年以上の臨床経験を持ち、その間、サウスダコタ州、スタージス市の市長も務めている。AMI社は、グローバルな発展を目指して、ドクター・ジグラーには大いに期待を寄せているようだ。まだ、社長に就任して5か月足らずではあるが、メンバー全員に気配りしていたのは印象的だった。

 

初日は、診療記録の取り方やリスクマネジメントなど、保険診療を対象にしたマネジメントに関する講演が行われた。米国以外のドクターにとっては関係の薄い内容だった。二日目は、治療院やセミナーなどに役立つコミュニケーションに関する講義が、カイロ大学で教鞭をとっている二人のドクターによって行われた。私は、以前からコーチングの勉強も継続してきていたので再学習ができ、今後もさらに学習を深めていきたいと感じた。

二日目の後半には、7月ごろより新しく改定されるAMI社のサイト情報が、ITの専門家から報告され、最後に新社長のドクター・ジーグラーからAMのグローバルな広がりや今後のアクティベータの展望が語られた。ドイツでは、整形外科医が斜頸の治療にアクティベータ器を使うことで効果が得られ、AMに関心を寄せているとのこと。また、今後のAMI社は、マッサージセラピーや指圧、ナチュロパス(自然療法士)にも市場を拡大していくとのこと。

 
病んでいる患者のために、ドクターやセラピストが求めれば、それに応じて臨機応変に市場の流れに沿って行く戦略だ。

日本国内でも10年ほど前から、カイロプラクターのみならず、柔道整復師、鍼灸師、理学療法士など幅広く市場を拡大し、治療院や病院でを多くの患者に貢献していただいている。カイロプラクター以外の治療者を受け入れたAMセミナー開催経験は、ある意味で、日本チームの方が先を進んでいる。当初は他業種拡大に向けて、いろいろと試行錯誤したが、その判断は時代のニーズにマッチしていたということだろう。厳しい認定試験に合格し臨床現場で活躍してくれているカイロプラクターや有資格者の先生方を誇りに思う。
 
ここしばらくの間、AMI社での研修は、一人で参加することが多かったが、今回、協力スタッフに同行していただだき、とても有意義な二日間の研修を共有することができた。このようにドクター・ファーを初め、AMI社と長きにわたって交流ができるのはとても有難いことであり、不思議なご縁を感じる。この場をお借りして、ANJ、並びにライフコンパスアカデミーのコアメンバー、そして、それを陰で支えてくれている協力スタッフや受講されている先生方には心より感謝の意を表したい。

By 菊地 光雄 B.C.Sc

2015年6月12日、13日にアリゾナ州フェニックスでAMIリーダーシップカンファレンスが行われ、日本から保井先生、國井先生、土子先生、そして筆者菊地の4人が参加した。

 

AMIインストラクターカンファレンスを含めて3度目の参加だが、行くたびに世界規模の研修は緊張する。前回の参加が2007年だから8年ぶりの参加となった。アメリカはもちろんイギリス、ブラジル、オーストラリアそして日本と世界各国からインストラクターが集まり研修を行った。

会場となるホテルのフロントについて直ぐにドクター・デビータが気づいてくれて挨拶を交わした。相変わらずの力強い握手とハグであった。直後に保井先生が外出から帰ってきた姿を見た瞬間に緊張感から開放されて安堵感を覚え、日本スタッフ4人が顔を揃えた時は頬が緩んだ。

翌日の朝食時にドクター・ファー、ジュディーさん、ドクター・ロバーツと挨拶を交わして久々の再会であった。ドクター・ファーの笑顔はいつもながら心が和む。ドクター・ファー、ドクター・ロバーツ、ドクター・デビータは2013年に来日しているので2年ぶりの再会。ジュディーさんとは前回お会いしたのが2010年のハワイセミナーなので5年ぶりである。ジュディーさんとの笑顔の握手は優しさを感じる。

研修は8:00からで朝食後早々に研修室にはいり、まず目についたのはインストラクターが若いドクターが多いように感じた。外国の方の年齢はつかみにくいので正確さには欠けるが、見た目にはそのように感じた。初めての参加が2004年、次が2007年そして今回とインストラクターの顔ぶれや研修の内容でAMI社の変革が伺える。

初日の内容は保険診療や診療記録について行われた。日本ではカイロの保険適応が無いので興味は薄かったが、柔整開業当初は保険診療をしていたのでなんとなく理解できた。単略的に日本の柔整と比較することは無理があるが、日本の柔整の現状を見ていると保険診療に目を向けすぎて患者さんが置き去りになっているように感じる。つい日本の柔整の保険診療と比較してしまう。

初日の午後から各インストラクターの個人撮影が行われた。AMI社のwebサイトのリニューアルに合わせてらしいが、相変わらず笑顔ができない私である。さらに緊張を強いられるような出来事はビデオ撮影だった。AM治療を行っているビデオ撮影と日本語でカイロプラクティックを学んだきっかけやAMに関するビデオメッセージの撮影である。とにかく緊張の連続でメッセージは何を言っているかしどろもどろで冷や汗もので正直な気持ちボツになってほしい。しかし、何故かAM治療の撮影はさほど緊張せず普段通りにできた。やはり、臨床で身体に身についたものは正直であると感じた。

もう一つ興味をもったのはドクター・ファーと新しくAMI社の社長に就任したドクター・ジーグラーから頂戴した名刺が日本語で書かれていたのは驚きと同時に嬉しく思った。日本語で書かれた名刺や日本語ビデオメッセージはAMI社の世界的視野の一つであるアジア地区の日本に興味を示してくれているのと、ANJへの期待感でもあると感じた。

二日目はドクター・ジーグラーからAMI社の今後の展開について話があった。AMがどの視点に立つかで今後の展開は様変わりすると思う。ドクター目線でみるのか患者目線でみるのか・・・患者目線でみた場合に利益は患者を優先する。AMがグローバルに広がり、多くの患者の利益を追求するなら制限された枠組みの中で行うのは限界がある。当然AM臨床家が増えなければならないと思う。AMI社も受講資格拡大を視野にいれて展開していくようである。

日本においては、すでに10年前から受講資格の拡大をして、多くのAM臨床家に地域で活躍して頂いている。拡大当初は業界で物議を醸したが、結果として患者の利益は得られていると思う。今後もANJではAMI社の公認セミナーを通して日本国内において世界共通レベルのAMを普及していきたいとあらためて思う。

研修終了後には世界のインストラクターが互いに治療しながらCP、LODの確認をしていた。当然ながら我々もチェックして基本の再確認をした。AMの素晴らしいところは、軸となるメソッドがぶれずに世界共通であることだ。

今回の研修ではAMI社の新社長に就任したドクター・ジーグラーが、日本のスタッフに気遣いをされていたことが嬉しく感じ印象に残った。さらに、世界のインストラクターが一同に集結したこの場に同席できることは喜びを超えた感動を感じる。この研修での学びと経験をANJの今後の活動に活かしたい。

最後に、この研修に誘ってくださった保井先生、参加を受け入れてくれたドクター・ファー、ジュディーさん、AMI社のスタッフの皆さん、暖かく接してくれた各国のインストラクターに感謝の気持ちを込めて心よりお礼申し上げます。

また、今回同行して頂いた國井先生、土子先生には大変お世話になり感謝します。いくつかのハプニングはありましたが楽しい思い出も沢山できました。ありがとうございます。

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By 国井 継之介 B.C.Sc

6月12日、13日とアリゾナ州フェニックスで開催された、AMI社主催のリーダーシップカンファレンスに参加させて頂きました。前日の晩に会場のホテルにチェックインすると、ホテルのスタッフの胸のネームプレートの下にリボンが下げられていて、そこには「WELCOME ACTIVATOR METHODS」の文字がありました。ホテル全体で、アクティベータ・メソッドのリーダーシップカンファレンスを歓迎しているのが伺われ、リーダーシップカンファレンスの歴史をとても感じました。

 

私は初めてのリーダーシップカンファレンス参加でしたので、期待と不安とが大きく入り混じったそんな状態でした。時差の影響もあるかと思いますが、十分な睡眠をとる事が出来ずに朝を迎えました。朝食を食べに行くとそこにはすでに、AMインストラクターのリーダー達が来られていました。

 

Dr.ファーをはじめ、CEOを務めるジュディさん、東京セミナーに来日して下さった、Dr.デビータやDr.ロバートの姿もありました。同室で共に食事をしにいった土子先生と挨拶に行くと、ジュディさんが隣で食事をと声をかけて下さり、大変貴重な朝食の時間を過ごす機会に恵まれました。

 

十分な語学力がないので弾む会話もなく、小さな会話のやり取りでしたが、日本から参加している事を歓迎してくれている、そんな印象でした。また、日本からの参加を歓迎してくれているという印象を持ったもう一つの出来事としては、今回新しくAMI社の社長に就任した、Dr.マーク・ジグラーとDr.ファーのお二人が、日本語の名刺を用意していた事でした。社長のDr.ジグラーは私たち日本チームの姿を見ると直ぐに挨拶にお越しになり、とても気にかけてくれている事が伺えました。常に全体を観察し、温かく、そんな配慮を十分に感じさせて頂きました。その様な所からも、学ぶ事が多くあった2日間でした。

リーダーシップカンファレンスは、2日間にわたり開催され、北米のみならず、オーストラリア、UK、ブラジルそして日本からの参加がありました。初日は、アメリカ国内での保険診療の話や保険請求や顧客管理の為のソフトウェアの紹介の話がありました。初日の午後は、WEB用の写真撮影やビデオ撮影の時間でした。保井先生と菊地先生がビデオ撮影と写真撮影に参加し、土子先生と私は写真撮影に参加しました。

 

初日のディナーは、海外から参加しているオーストラリア、UK、ブラジルのドクター達と、Dr.ファー、ジュディさん、Dr.ジグラー、というメンバーで食事になりました。最後には、それぞれカイロプラクティックを初めて何年なのか?アクティベータ・メソッドを取り入れて何年なのか?なぜアクティベータ・メソッドを行っているのか?などをシェアしました。それぞれドクターがどの様な思い、背景をもって参加しているのかが垣間見え、とても刺激的な時間となりました。

 

2日目は、情報伝達やコミュニケーションに関するプレゼンテーションと午後はAMI社の今後の方針について議論が行われました。プレゼンを担当された方は、AMインストラクターの中核を担う方々で、プレゼンの内容は十分な語学力が足りなく理解までには至りませんでしたが、プレゼンターとしての振る舞いや手法を大いに学ぶ事が出来ました。

カンファレンス後は、実技のチェックを多くのインストラクター達が行っていました。私たちもそれぞれが治療をしあい、AMを忠実に指導できるようにチェックを行いました。

どのインストラクターもやはり脚長検査そしてPDに関してとても丁寧にチェックしている印象がありました。基礎がとても大切である事を改めて実感し、日本のセミナーでも今以上に脚長検査の重要性をしっかりとお伝えし、スキルを更に磨いて貰えるように今後もサポートしていきたいと思いました。

今回の参加にあたりAMI社の皆様、AMのインストラクターの皆様に、とても歓迎をして頂きました。これも今までANJとしてAMI社との絆を深めてこられたディレクターの保井先生をはじめ、マネージャーの菊地先生、今までANJを支えてきた歴代のインストラクターの皆様、事務局のスタッフ、そして受講生の皆様とその患者さん達のお蔭だと思います。この様な機会を頂戴したことに感謝し、結びの言葉とさせて頂きたいと思います。

ありがとうございました。

By 土子 勝成 B.C.Sc

アメリカはアリゾナ州にあるフェニックスにてアクティベータ・メソッド(AM)インストラクターセミナーに参加させて頂きました。

 

前日の2015年6月11日(木)夜8時過ぎに会場であるEmbassy Suites Phoenix-Biltmoreホテルに到着しチェックインしました。チェックイン後まもなく先に到着していた保井先生と合流し会場内を見て回っていると、Dr.ファーと奥さんのジュディさんと会うことが出来ました。ジュディは「カツ」と、私にニックネームで呼びかけてくれ、握手とハグをして快く出迎えてくれました。そして、Dr.ファーも私の事を覚えていて下さり笑顔で出迎えてくれました。

 

当日12日(金)朝食に向かうと、すでに何名かのインストラクターの姿があり、その中にはDr.ファーとジュディさんもいました。ジュディさんから「カツ、隣へどうぞ」との誘いを受け朝食をお二人の隣で国井先生と共に頂きました。実は次の日の朝食も同席となり、二日間が良い日となる予感がしました。

セミナーが始まると、インストラクターはブルーのポロシャツで統一されており、一方日本勢は赤のポロシャツで参加しました。

 

会場で久しぶりに会った友人同士が再会を喜びハグする様子が目立ち、時間になっても始まる気配はありませんでした。しかし、ベルの音と共に始まると静かな雰囲気となりDr.ファーが話を始めました。一生懸命内容を聞くのですが、おぼつかない英語力のため内容は断片的にしか理解できません。Dr.ファーを見る世界のインストラクターのまなざしは尊敬と敬意を払ったものでした。そして、多くのインストラクターが日本勢に大変気を使って下さっている事を肌で感じました。

 

以前日本でのAMセミナーに来られたDr.デビータは笑顔で「楽しんでるか」と何度も話しかけてくれて、一緒に治療院をされている息子さんも紹介してくれました。そしてもう一人日本に来てくださったDr.ロバートとは会うたびにハグする気さくな方で、私の英語力のため会話が弾むわけではないのですが、気持ちは通じているように感じました。さらに、社長に就任されたDr. ジグラーは何度も気を配って話しかけてくれました。

 

このようにアメリカのインストラクターが気を配ってくれる事は、ひとえに保井先生が長期にわたり貢献を継続をされた事と、菊地先生のサポート、そして今までに関わってきたインストラクターと受講生のおかげだと感じました。

 

初日の午前中のセミナー内容はリスクマネジメントと保険についてのアメリカの事情や、電子カルテの活用法の紹介でした。興味深かったのは、サブラクセーションのアジャストを報告するフォーマットがあり、保険が下りるように工夫されていた事でした。日本では保険が適応されていませんので、そのような手間はないのですが、保険があるとかなり複雑な作業が必要とされるのだなと知りました。

 

初日と二日目の昼食はビュッフェ式のメキシコ料理でした。本当に美味しい食事を日本人スタッフで頂きました。

 

初日の午後は写真撮影となりました。一度部屋に戻り1時15分までにスーツと赤ネクタイに着替え写真撮影を待ちました。人数もいるので待っている間に、いろいろなインストラクターと会話を楽しみました。そして撮影の部屋に入ると名前を記入して椅子に座り、プロの機材に取り囲まれて、指示に従い写真を撮ってもらいました。この写真はAM本部のホームページにのるかも知れないとのことでした。

 

初日の夜は、世界から来ているインストラクターとの食事会となりました。Dr.ファーとジュディさんとDr. ジグラー、オーストラリアのDr、イギリスのDr、ブラジルのDr、そして日本勢とで食事を囲みました。この世界のインストラクターとの出会いと交流はAMの広がりに繋がり、その中にいられる時間は大切にしたいと感じた瞬間でした。

二日目の13日(土)のセミナー内容は、患者とのコミュニケーションについてのプレゼンと新しいAMのホームページの説明、そしてAM組織の説明でした。この二日間のプレゼンを見て、アメリカのインストラクターのパフォーマンスの素晴らしさを知りました。内容自体に深く入れないのがもどかしいのですが、プレゼンターと聴衆が一体となったやり取りなので、今後の自分のプレゼンに少しでもスパイスを加えられたらいいと思いました。

 

今回、AMインストラクターセミナーに参加させて頂き、一人で治療院で治療しているだけでは見えない世界を見る事が出来ました。アメリカをはじめオーストラリア、イギリス、ブラジルそして日本と世界で同じメソッドでAMが行われている事を色々な方に知ってもらいたいと思いました。今回、このような機会をいただけたことに心から感謝申し上げます。また、今回のご縁を大切にしたいと思います。

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2013年カンファレンスレポート

2013年AMI社プラットフォーム(プレゼンター)インストラクター特別研修会

By 保井 志之D.C.

これまで毎年のように開催されていたAMI社のカンファレンスは、AMの指導に関わるインストラクターが100名以上参加していた。今回のカンファレンスはプレゼンターを務めるプラットフォームインストラクターのみが誘われて開催された。ドクターファーからの少し急なお誘いではあったが、どうにか出席することができた。今回の研修会では、主にプレゼンテーションのスキルを2日間で集中的に学んだ。

その前日にはAMのプロモーションビデオの撮影がAMI社のオフィスであった。最初は英語で質問に答え、次はそれを日本語で答えた。なぜ、アクティベータを使うようになったのか、個人的な経緯などを話すのだが、これがとても緊張した。英語でのスピーチも緊張したが、特に日本語のスピーチはさらに緊張した。「えっ、母国語なのにどうして・・・」と思われるかもしれない。

日本語で質問してもらい、質問者も日本語が分かるのであれば問題はなかったと思う。しかし、質問をしてくれたカメラマンは日本語が分からない。なのに私の日本語にうなずいてくれる??日本語をしゃべりながら、心の中で「分からないのに私の日本語に丁寧にうなずいてくれている・・・」などともう一人の自分が心の中で対話をしたりして、母国語なのに何をしゃべっているのか分からなくなる場面もあった。

 

このようなプロモーションビデオの撮影は初めての経験、しかも、英語圏での撮影。撮影後のスピーチは英語版も日本語版もいいところだけカットして編集するとのことだが、特に日本語版が心配でならない。もしかすると編集ができないということもあるかもしれない。再度、渡米して撮り直しという訳にもいかないだろう。

 

これからはビデオで情報を発信する時代というのは以前から感じていた。それを考えるとこれからは、カメラの前で話す練習もしなくてはならないとつくづく感じた。自然にしゃべればいいのになぜか型にはめようとして不自然になってくる。これも繰り返し経験をして、失敗を積み重ねながら改善していかなくてはならないだろう。

二日目は主にパブリックスピーチの専門家によってプレゼンテーションスキルなどを学んだ。2005年度のAMI社のインストラクターカンファレンスでもこのようなプレゼンテーションのスキルを学んだ。また、ICCのトレーナー養成セミナーでも学んだ。それぞれに学んだことがたくさんあったが、できるだけ受講者一人一人の立場に立って、受講しやすい環境をいかに工夫するかが大切なポイントだと感じた。

また、多くある現象として、クラスには講義の進行を妨害する人が一人か二人ぐらいはいるので、そのような人に対する対応の仕方についての講義内容も興味深かった。分野は様々だがパブリックスピーチという点において、問題のテーマは類似している。クラス全体と個人とのバランスにおける関係性の問題は常にテーマになる。

私は幸運にも16年前のAM30周年記念のカンファレンスから参加させていただいており、インストラクターチームの一員としてAMI社の活動に長く参加させていただいている。そして、その過程においてチームは常に変化し続けている。「ベスト・チーム」の組織だと感じていた時にチームに変化が生じて別の組織ができたり、長年AMのインストラクターを務めていたドクターが引退して新しいメンバーが加入したりする。

どのチームにおいても組織が生き物であるかのように内部的にも外部的にも格闘を繰り返しながら鍛えられ、成長し続けているように感じる。今回、15名のAMインストラクターが集結して、レベルの高いプレゼンテーションスキルを学んだ。私も二日間、ドクターファーの横で椅子を並べて学ぶ機会を与えていただいた。ドクターファーのプレゼンテーションスキルは誰もが認めるベテランである。そのドクターファーも真摯に講義に耳を傾けてしっかりとノートを取っている姿には感銘を受けた。

ドクターファーと奥様のジュディーファーさんから夕食のお誘いも受け、今年の4月に来日してくれたドクターデビータとドクターロバートと共にレストランでのディナーを楽しんだ。二日目も近くの日本食レストランへのお誘いを受けた。今まで食べたことのない寿司ロール巻などがあり驚いた。


今回の研修会では主にプレゼンテーションのスキルを学んだが、間接的にはドクターファーが今日まで築き上げた組織の在り方を様々な視点から学ばせていただいたように感じる。AMI社に協力するインストラクターのチームメンバーは、それぞれに自分のクリニックや他の組織にも属しながらバランスよくAMチームに関わっている。

日本国内では、正規にAMI社公認のセミナー形式を導入して13年目になる。カイロ大学の卒後教育として開催した国内のAMセミナーは、改革に改革を重ねながら、国内インストラクターと共に継続してきた。ドクターファーや他のインストラクター幹部から日本のチームの強さを褒められ、どのように運営してきているのかと尋ねられこともあるが、これもAMI社の組織としてのルールに準じているからこそ、今日まで継続することができているのだと思う。現在では有機的自然療法の治療者の育成を目指すライフコンパスアカデミーの主要な卒後教育プログラムとして、年に6回開催され、チームとしてのバランスを保ちながら更なる発展を目指している。

 

2017年度にはAMI社の創設50周年が開催されるだろう。それまでにどんな発展があるのか楽しみである。

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2012年カンファレンスレポート

AMI45周年インストラクターカンファレンスレポート

By 保井 志之D.C.

AMI instructorカンファレンスのレポートを書くのは久々になる。1997年に30周年記念のAMIインストラクターカンファレンスに招待していただいて以来、毎回招待していただいていている。2007年度の40周年記念のカンファレンス開催後は毎年のカンファレンスは中断され、今回は5年ぶりにカンファレンスが再開された。2012年度の今年は45周年記念のカンファレンスとなった。5年ごとの記念式典に毎回出席させていただくことが出来、アクティベータ・メソッド発展の歴史に触れる機会を与えていただけることをとても光栄に感じている。 

水曜日の午前中の診療を終え、夕刻に福岡空港からハワイ経由でAMIインストラクターカンファレンスが開催されるアメリカのフェニックスへと飛び立つ。途中、ハワイ空港でフェニックス行の飛行機が8時間も遅れるというハプニング。会場のホテルにカンファレンス前日の夜中に到着するはずが、カンファレンス当日朝に到着するということになってしまった。

しかしながら、ハワイアン航空会社の配慮で、ワイキキビーチ近くにあるマリアットというホテルでディナーを提供してくださることになり、3時間ほどワイキキビーチに滞在することができた。思わぬハプニングではあったが、ハワイでプチバケーションを楽しむことができた。そのレストランは、初めて日本の先生方とアクティベータのハワイセミナーへ参加した時のホテルのレストランだったのでとても懐かしく感じた。

一日目、カンファレンス開催の約1時間前に到着して、ホテルで朝食をとりカンファレンスに参加。前回の40周年以来、5年ぶりに米国のインストラクター達との再会を歓び合った。1997年から遠距離ではあるが15年来のお付き合いである。私はすでに古株に属しており、カンファレンスでの再会はそのたびに国境を越えた不思議なつながりを感じさせてくれる。

全米のインストラクターと世界各国のインストラクターが100名以上参加とのこと。今回予定されているプレゼンターも一流の講師陣。初日の講義は、各地域のディレクターやカイロプラクティック大学の講師たちを対象に、コーチングやコンサルタントを行っている人間行動科学の専門家によって行われた。

カンファレンスの数か月前にはインストラクター全員にネットを通じて行動と動機付けに関するアンケートが行われており、会場では47ページに亘ってまとめられていたレポートがアンケートを受けたインストラクター一人一人に配布された。このレポートは行動科学に基づいており、自分自身の強さと弱さを客観的に理解することでより効果的な行動や人間関係に役立てるというもの。

次はリーダーシップの研究に関する専門家によるプレゼン。参加者のほとんどがリーダーであり、リーダーシップに関する幅広い研究はとても重要である。私は、数年前より治療技術の研究と合わせて、コーチングやリーダーシップ論の勉強も行ってきているが、単に治療技術だけに限らず、人との関係性や治療院や組織をいかにして有機的に発展させるかは私たちの重要課題であり、すべてはリーダーに組織を守り発展させる責任がある。

今後、大きな組織のリーダーに限らず、治療院の院長もリーダーシップ論やコーチングの勉強はとても重要になるだろう。治療技術の習得だけにとどまって、人との関係性や治療院や組織がうまくいかなければ、その治療技術は宝の持ち腐れということになる。今後も、リーダーシップ論やコーチングは治療技術の研究と同様に両輪のごとく学んで社会地域の人々に幅広く貢献することができればと再認識することができた。

二日目からはすべてのインストラクターが集まって、オープニングセレモニーが荘厳な儀式で開催された。そして、ドクターファーによるイントロダクションの後、パーカー大学学長のドクター・マンシーニが次のプレゼンターとして紹介された。彼は34歳の最年少でユニバーシティーの学長に就任したことで話題となり、現在、テレビやユーチューブなどのメディアを通じてカイロプラクティックをアピールしている。テレビに出演した際の裏話や今後どのようにしてカイロプラクティックの業界を発展させるか将来の抱負を述べていた。

パーカー大学はカイロプラクターの経営面に力を入れているカイロ大学でもあり、ドクター・マンシーニは、開業を成功するための秘訣などもプレゼンされた。日本のAMセミナーでも紹介していることではあるが、以下のことを強調していたのは印象に残った。

● 一人一人の患者に対して、最も重要な人であるかのように接する。(その人の存在を認める)
● 患者が何を求めているのかをしっかりと把握する。

そして、成功するためには何を得たいかよりも、どのようになりたいのか?どのような行動をしたいのか?を考えることが先決で、理想の人をモデリングすることが近道であることを強調していた。まずは、理想とする人の行動をまねることから始める。その人が得ているものではなく、その人の行動をまねる。さらにはその人の習慣をまねることが重要で、成功するためにはそれなりのプロセスがあり、そのプロセスをまねることが成功の秘訣であるということを述べていた。

生き残ることに情熱を持つのではなく、人に仕えることに情熱を持つことが大切で、人に仕えることで自分が守られるということを強調していた。さらに、現代社会ではネットを開けば様々な情報を得ることができるが、そのような情報を得ることに情熱を費やすことよりも、直接人や聴衆に会うことが大切であると述べていたのが印象的だった。

Dr. Gregory Kawchukは、脊柱のスティフネス(凝り)とその効果や振動診断学の研究をされている研究者。ヘルニアなどがある際、生体の振動数などがパターン的に変化するなどの研究をしている。信頼度の高い研究をするためには、生きている生体を同じ条件にすることが求められる。同じ条件を再現するために、生きている動物の背骨にピンを刺して、矯正の瞬間に生体内の組織ではどのような変化が生じているのかをロボット工学の技術を使って分析したデータが発表された。ヘルニアや変性などの障害のある椎間板には特徴的な波長のパターンがあり、そのデータはとても興味深かった。

インソールの研究と販売を行っているフットレベラーの会長のプレゼンでは、今年からアクティベータ・メソッドと共同で販売を促進するとのことで、足のスキャナーや研究データなどがプレゼンされた。やはり、科学的な研究によるデータには説得力があると改めて感じさせられた。

次は、著作権専門の弁護士によるトレードマークの活かし方の説明や、メディケアという米国の65歳以上の人や身体障害者などを対象とする医療健康保険制度に関する最新情報。日本で開業している私には直接的にはあまり関係ない情報ではあるが、共通する問題はたくさんあるように感じた。

そして、いよいよ今回の目玉となるアクティベータⅤがドクターファーによって紹介された。今までの手動による器具から電動に進化したため、形状も大幅に変化した。このアクティベータⅤが開発されるまでには6年の歳月が費やされたといい、開発途中には数多くの失敗があったというエピソードなども紹介していただいた。

今回公表されたアクティベータⅤには大きく3つの特徴がある。

* 最初の特徴はコードレスである。現在市場にでているカイロプラクティックの矯正電動器具のほとんどはコードがついている。そのため施術者の動きに支障が生じる。アクティベータⅤは充電式を取り入れているため、コードレスで従来の器具と同じような動きで施術ができる。

* 次の特徴は、振動器具先端とグリップとの角度である。他の電動器具の多くは電動ドリルのように先端とグリップとの角度は90度に近い角度であるが、アクティベータⅤの角度は、関節面にコンタクトしやすい工夫と、手首への負担を軽減させるための角度が配慮されているとのことである。

* 最後にアクティベータ振動器具の研究課題の中で重要なポイントとされるのは、機械的受容器に影響を及ぼす振動周波数である。人間工学の研究者との開発で機械的受容器への振動周波数の重要性が明らかになって以来、理想的な振動周波数の研究開発が進化し、今回公開されたアクティベータⅤではその理想的な数値がさらに高くなったとのことである。

このアクティベータⅤが繰り出す振動は、従来のハンマーで振動させるバネ式のパーカッションフォースとは異なっており、ソレノイドという仕組みから繰り出される周波数が特徴らしい。ソレノイドとは電気的エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに転換する コンバーター。コイルで鉄の芯を動かすような仕組みとのこと。つまり、電気信号で機械的な作用を行なわせるような用途に使うもの。

ポジティブな側面の一方でネガティブな側面もあるだろう。器具である以上は故障がつきものである。どのように故障が生じるのか今のところ見当もつかないが、ある程度の想定はしておきたい。振動を繰り出すのはボタンを押すだけの操作なので力はいらないが、器具全体は以前の手動器具よりも重くて大きい。

あえて言えば、一つ一つの矯正後にアクティベータⅤを置く場所に少し気を使う。慣れていないせいもあるが、以前のようにホルダーに入るような大きさではない。臨床で使ううちに色々な問題や改良点が多々あるのではないかと予測されるが、少しずつ患者さんに使って、実際の効果を確認していきたい。

ドクターファーによるアクティベータⅤの開発の経緯が紹介された後、その開発研究に携わったMichael Liebschner,Ph.D.によるプレゼンが行われた。彼は脊椎バイオメカニックスやバイオメディカル工学の専門家でもあり、現在は医学部で脊柱・骨バイオメカニックスやバイオ・メディカル・エンジニアリングを研究しているとのこと。アクティベータⅤの効果を科学的に裏付けるデータなどを紹介していただいた。

その後、アクティベータ・メソッドを基本にしたクリニックで週に400人以上の患者を診ているドクターによるプレゼンテーションが行われた。クリニックはオープンスペースで施術テーブルが3台あり、ドクターが施術をする際には患者がすでにうつ伏せですぐに開始できる状態。一人の患者にかける時間は2~3分で、患者に必要なことを問診して、必要なところに矯正を行い施術を終える。患者とのアイコンタクトもほとんどないらしい。

施術では特に無駄な動きがないように工夫されているようで、そのポイントもいくつか紹介してくれた。当たり前のことではあるが、治療をするかしないかの選択をするのはすべて患者で、それを終えるかどうかを決めるのも患者の選択であるというコメントは印象的だった。また、患者に真摯に仕えれば、患者は真摯に答えてくれるというコメントにも深く共感することができた。

その後、アクティベータⅤを使った実技をインストラクター同士で行った。インストラクターがそれぞれにアクティベータⅤを使った感想を述べ、その可能性について期待を寄せていた。

カンファレンス3日目の朝、ライフカイロプラクティックウエストの学長によって将来のカイロプラクティックが関わるヘルスケアの再構築に関するプレゼンテーションがあった。その後、カイロプラクティック業界では著名な研究者であるDr. John Trianoによってメカノトランスダクション【mechanotransduction】についてのプレゼンが行われた。メカノトランスダクションとは機械的刺激(情報)を生化学的シグナルに変換すること。 

私は数年前より筋膜や硬膜などの軟部組織への神経学的な誤作動を発現させるために、ストレッチや持続圧などの手法と合わせて、圧迫、伸展、振動など局所的な力学的な刺激を加えて検査、ならびに施術に応用して臨床的な研究を積み重ねてきた。この臨床研究とトランスダクションの科学的研究はとても関連性が深いと直感的に感じた。

臨床家達は臨床現場では施術の効果の有効性を毎日のように感じながらも科学的な根拠が乏しい。近年注目されているこのトランスダクションというメカニズムの解明は、我々の施術効果を細胞や分子レベルにおいて科学的な根拠に基づいて裏付けしてくれる可能性が大いに高い。将来、このトランスダクションの研究が広く発展し、我々の施術効果が科学的な根拠にも符号しているということが広く知れ渡ることを期待したい。 

その他、Dr. Louis Sportelliという50年以上もカイロプラクティック業界に携わっているドクターのプレゼンもあった。米国のカイロ業界の会長や世界カイロプラクティック連合の会長などを歴任し、現在では多くのカイロプラクターが加入する保険会社の会長を務めている大御所である。余談ではあるが、他のプレゼンターの講義がある際、カイロプラクティックを謙虚に学んでいる姿勢に感心させられた。 

アクティベータ・メソッドの本の編集にも携わっているDr. Regecca Fishcherによって、Track 3 アドバンスの最新の教材がプレゼンされた。その後、実技のテーブルに分かれて、最新のアイソレーションテストの疑問点や問題点を出し合ってノートに書き込み、そのノートを回収して再編集に使う予定。教科書になるまでには様々なプロセスを経て、修正を繰り返しながら、臨床の現場で患者に喜んでいただけているのだと再確認することができた。

その他いくつかのプレゼンテーションの後、インタビュービデオがスクリーンで紹介された。それは、アクティベータ器によって奇跡的に昏睡状態から回復されたという体験談をもつ女性へのインタビューだった。その女性の顔がなんとなく私の隣に座っているドクターによく似ていると思いながら尋ねてみると、驚いたことにその本人だった。今回はそのような特別な意味があって招待されたらしい。そのドクターは、カイロプラクターになる数年前、今から18年ほど前に事故で9か月間昏睡状態になってしまい、病院で入院生活を送っていたとのこと。病状に変化がなく母親は藁をもつかむ思いで、以前通院していたカイロプラクターに何とかできないかと治療を依頼したらしい。

その時は、治療を依頼されたドクターも回復できるのかどうか半信半疑だったがアクティベータ器を使って環椎を施術したところ、それから奇跡的に意識が回復したという。アクティベータ器によって命を救ってもらったので、アクティベータ器を使うドクターになりたいという思いを胸にカイロ大学へ入学し、現在では命を救ってくれたそのドクターのクリニックでパートナードクターとして勤務しているとのこと。

我々は、昏睡状態の患者に施術を依頼されることはないので、昏睡患者を治療することはほとんどない。しかし、恐らく効果があるのだと思う。我々の治療の対象外だという思い込みがあるだけかもしれない。別のカイロプラクティックテクニックでも施術によってこん睡状態の患者が覚醒したという話を聞くが、恐らく共通しているのは脳・神経系への振動による刺激だろう。やはり、自然治癒力、すなわち、生命エネルギーの力は「振動」と深く関わりを持っていると思う。今後もアクティベータ・メソッドの潜在的な可能性に大いに期待したいし、私の臨床研究のコンセプトである「振動」というテーマをさらに深めていきたい。

この米国のカンファレンスと同時期に、東京では通常のAMセミナーが開催されていた。そこで渡米前にAMJのインストラクターたちと話し合い、スカイプを使って米国のカンファレンス会場から東京の会場へ最新情報を伝えることを計画していた。カンファレンスでドクターファーにスカイプでの交流を依頼したところ、快く引き受けてくださり、実現することが出来た。途中、音声がうまく伝わらないこともあったが、ドクターファーが、リアルタイムで会場のスクリーンに登場したことは受講者にとってサプライズであり、とても喜んでいただけたようである。日本国内で私が不参加のセミナーは初めてだったが、菊地マネージャーのリーダーシップによって、他のインストラクターの先生方が一致協力して、充実したセミナーが開催されたとのことだった。

カンファレンス最終日の夜には、ディナーパーティーが開催された。パーティーでは45周年の記念式典が開かれ、グローバルに発展するドクターファーの功績とその歴史に関わるドクターたちが称えられた。また、現在、米国内で活躍しているディレクターやカイロ大学のインストラクター、並びに世界各国で活躍しているインストラクターが表彰された。私も日本を代表して「International Director of the Year」と「International Development World」という二つの賞をいただいた。一つは国際的に最も活躍したディレクターという表彰で、もう一つは国際的な発展に貢献したということで、イギリスのインストラクター達と共に表彰を受けた。

この表彰の陰には日本のインストラクターをはじめ、事務局のスタッフ、並びにそのメンバーを支えてくれている家族の力は大きい。また、毎回熱心にセミナーを受講して下さる先生方やアクティベータ・メソッドを利用してくださる患者さんたちのネットワークのお蔭だと思う。来年度はドクターファーの来日セミナーが計画される予定。今後もさらにAMI社との信頼関係を保ちながら、アクティベータ・メソッドの啓蒙に貢献することができればと願う。

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2007年カンファレンスレポート

AMI社主催リーダーシップカンファレンスレポート

Dr.Arlan Fuhrを囲んで
向かって左から、菊地、保井、Dr.Fuhr、保坂、岩崎

By 保坂 義明B.C.Sc

アクティベータ・メソッドが、今年で40周年を迎えました。その記念の年に、自身3回目となるインストラクターセミナーに参加できたことはとても光栄に思います。

一口に40年といっても、Dr.Fuhrを筆頭に多くの研究者やカイロプラクターが苦労して築きあげてきたテクニックです。セミナー後に行われたパーティーで、若き日のDr.Fuhr、またアクティベータ・メソッドのこれまでの歩みが紹介され、改めて、多くの人の努力の上に築かれてきたテクニックを使って治療させていただいていることに感謝を感じる機会となりました。

今後も、アクティベータ・メソッドは、患者さんや社会の利益のために更なる発展を遂げていかなければと思います。今回は、その一翼を担っていく責任と、それに参加させて頂いているということを実感し、身が引き締まる思いがしました。

<基本の徹底>
インストラクターセミナーでは、通常のセミナーと同様に各テーブルに分かれての実技指導があります。インストラクターセミナーなのだから、新しいテクニックや難しいケースに対する指導が行われるのかと思ってしまいますが、まずは下肢長検査のチェックと指導が行われます。

インストラクターの先生方は、確かに下肢長検査が上手な方ばかりです。しかし、テーブルインストラクターの先生は、細かい問題点を次々と指摘していきます。例にもれず、私も指摘を受けました。

下肢長検査は、アクティベータ・メソッドにおいては生命線です。いくら難しい検査を知っていても、下肢長検査が正確に出来なければ治療結果に表れません。また、毎日の臨床の中で知らないうちに悪い癖がついてしまいます。自分の癖は、なかなか気づくことはできません。

客観的な目で、定期的にチェックしてもらうことはとても重要だと改めて感じました。日本のセミナーでも、ベテランの先生方の目で毎回チェックして頂こうと思います。

また、今回はベーシックのランドマークとLODについて指導を受けました。折角、検査が上手くいっても、アジャストする場所と方向が間違っていては意味がありません。場所や方向が微妙にズレるだけで、治療効果に大きな差が生じます。まずは、ベーシックのアジャストが正確にできているか? アジャストの場所と方向は正確か? 今回のセミナーでは、さらに洗練された方法を学ぶことができました。

治療効果が良くない患者さんの場合、どうしてもアドバンスやクリニカルと頼ってしまい勝ちですが、「正確な検査と治療でまずはベーシックを確実に!」ということを改めて「肝に銘じなければ」と思いました。

<セミナーの雰囲気>
今回私は会議には出席せず、2日間のセミナーとパーティーに出席しました。朝早くからセミナーが始まり、夜遅くまでのパーティーと、とても長丁場な二日間です。確かに少し疲れます。しかし、会場の雰囲気がとても良いので、感覚的には短く感じます。雰囲気を良くしているのは、高級リゾートホテルだからというのもあるかも知れませんが、やはり人です。

参加されているインストラクターは、治療家として優秀だけでなく、人間的にも素晴らしい方々です。全ての参加者が、場の雰囲気を良くしてセミナーが成功するために能動的に行動しているように感じました。

やはり40年の歴史なのか、アクティベータ・メソッドが大きな求心力となり、さらに人々を一丸として進めていくのか。次回の参加も楽しみです。 

<お礼>
今回は、保井先生、菊地先生、岩崎先生とご一緒させていただきました。正直なところ、英語も良く分からない私が充実した2日間を送れたのは、先生方のお陰だと思います。また、アメリカのインストラクターやスタッフの方々にも今回も本当に助けられました。この経験を少しでも多く日本のセミナーで役に立てられるよう努力したいと思います。
ありがとうございました。

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By 岩崎 久弥B.C.Sc

セミナー前日の夜遅く、レンタカーで道に迷った私たちは、午後10時を過ぎてやっとセミナーが開催されるホテルに到着、いろんな人に道を聞き、英語の聞き取りの重要性が身にしみた。やはり事前の情報収集の大切さがわかり、準備をしっかりしなくてはと思った時間でした。
チェックイン後さっそく前日からセミナーに参加している保井先生と合流し、ディレクター会議の内容を教えていただいた。

セミナー1日目

翌朝は、保坂先生とレンタカーを返却するために6時起床。
空港より帰り、保井先生・菊地先生とともに朝食。Dr.FuhrとJudiさんに三年ぶりに再会。笑顔で迎えていただき感激。

セミナー会場の入り口には、「WEIL」の文字が見える、「ウィーイル?????」よくよく聞いてみると、ドクター・アンドリュー・ワイルのことであった。

Dr.Fuhrのプレゼンで、ドクター・アンドリュー・ワイルのホームページから、アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)のドクターの検索ができることになったとの報告を受けた。

帰国してから、ドクター・アンドリュー・ワイルのホームページを見てみると、まだ米国のドクター検索のみであった。しかし、代替医療の世界的権威のドクター・アンドリュー・ワイルとの連携は、頼もしい限り。日本のホームページにもリンクしてもらえたらと思いました。

アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)から、カイロプラクティック・テクニックという言葉をとり、アクティベータ・メソッドになるということ、リサーチプログラムをPsychographicsに変化させることが、ドラスティックな変化だと感じました。

一方では、インストラクター・カンファレンスの冒頭に、WFC会長のプレゼンではじまり、アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニックとしての40年の歩みの重さを感じました。

帰国し、Psychographicsのことを調べてみると、心理的な面から、消費者(患者)を分類する方法だということがわかり、やはり身体と心の関係に目を向けてきているということがわかり、日本のセミナーで行っている哲学などの授業で行っている内容に追随する感じです。

患者のライフスタイル・思考・価値観・行動指向などを分析し、患者にどのような症状が起こりやすいのか、また治療をどのようにしていければよいのかということを分析するのであろう。インターネットを通して、日本語でも分析ができるということなので、興味深い。

Psychographics

サイコグラフィックスとは、見込み客のライフスタイルを研究し、思考や価値観、行動指向などの特性によって見込み客を細分化する消費者分類法。
属性とは、年齢や所得、職業や職制などの人口統計上の特性、ライフスタイルとは、活動、関心事、意見の特性。

参考

一口に「30代・男性会社員・都市部」といっても、ビジネス書を読みあさり自己啓発に大金をつぎ込むモノと、競馬新聞を片手に週末は競馬場に足蹴く通うモノのライフスタイルは全く異なる。

今回のインストラクター・カンファレンスに参加して、あらためて基礎の大切さを学んだ気がします。

実技の時間には、1台のテーブルに約8名ぐらいのインストラクターの先生が割り振られました。私のテーブルは、ほとんどがトラック3インストラクターの先生方ばかり。

No.3テーブル担当インストラクターのDr.Edwinは、同じテーブルを囲んだ先生方に、まずはひとりひとりに自己紹介と握手を行っていた。握手をしていただいたことで、少し緊張気味な気持ちが和らぎ、落ち着いて実技指導に望めたような気がします。この気遣いは、日本のセミナーに帰っても、ぜひ取り入れたいと思いました。

また、同じテーブルの先生の質問に対しては、必ず「ダブルチェック」と言って、すべてのテーブルを指導する先生にもう一度、確認をしていたことが印象的。

個人的な意見には、必ず「My opinion」と前置きをしていたようき聞き取れた。これは日本でも見習うべきだと感じている。インストラクター各個人の意見ではなく、アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)の意見を伝えなくてはいけないのではないか。もちろん、セミナー前にはインストラクターのコンセンサスもきっちりとしていく必要があるが、曖昧な点については、「ダブルチェック」をすることが望ましいのではないかと思います。そうすることによって、セミナー時のトラブルも減少するのではないかと思う。

なぜインストラクター・カンファレンスにおいて、足長検査とコンタクトポイント・Line of Driveの再チェックを行うのか?

これはやはり基礎が大切だということを表しているのではないかと感じています。毎年のように集まるインストラクターに対しても、基礎を行っているということは、重要な点であり、この軸がずれてしまうと応用が利かなくなるということだと思います。

日本での実技指導においても、これから足長検査を徹底していくことが必要だと思います。
今回、幸運なことにテーブル3を担当した、Dr.Edwin先生の治療を受けることができました。やはりコンタクトが優しく、ポジション1からポジション2にもっていく時も、足を触られているという感覚がないほど、やさしい検査でした。

またプレッシャーテスト・ストレステストも多用しており、サブラクセーションを見逃さないという先生の姿勢が伝わってきました。一流の先生の治療を受けることも大変重要な点であると感じました。

2日目の最後には、筆記試験、英語の試験問題であせりました。辞書を引き引き問題をとき、制限時間ぎりぎりで提出、結果は5問のミスで、ぎりぎり合格。Dr.Tomが「違う言語でのテストは大変だ、でも合格したからたいしたものだ」というような言葉をかけてくれたのが救いだった。ドクター達の優しさが身にしみた瞬間でした。

最後に、特に印象的なことだったのは、インストラクター・カンファレンスが終了した直後に、Dr.FuhrがJudiさんを治療している光景でした。Dr.FuhrやJudiさんは、やはりアクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)を愛しているのだという感じでした。

治療が終わり、ベットから立ち上がったときのJudiさんには、すっきりとして満足しているという顔、忘れられません。

40周年記念インストラクター・カンファレンスに参加できて、幸せでした。

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By 菊地 光雄B.C.Sc

時代の流れに沿った方向性
acti-photo.jpg2007年度のAMI本部のインストラクターカンファレンスが7月26日~28日(現地時間)に開催された。会場は米国アリゾナ州フェニクスの高級なリゾート地である。

日本からは保井先生、岩崎先生、保坂先生、菊地(筆者)の4名が参加した。私は今回で2回目の参加となった。

このレポートはインストラクターカンファレンスに参加して日本のAMCTの歴史と照らし合わせて感じたことを報告する。インストラクターカンファレンスの詳細な内容については他の先生方に譲る。
今回のインストラクターカンファレンスは40周年という節目の年の開催でもあった。Warren C. Lee, DCとArlan W. Fuhr, DC は、現在のアクティベータ器の原型を開発し「アクティベータ器」と名づけカイロプラクティックテクニックを「アクティベータ・メソッド(AM)」と命名してから40年の年月が経った。

日本国内のAMCTの歴史は2001年にAMI本部公認セミナーが始まって7年目を向えた。AMI本部公認セミナーの開催当初は国際基準の学位保持者を対象とした「卒後教育」を謳って行われた。

日本のカイロプラクティック業界の流れは「患者の利益」を旗印にしてカイロプラクティックの法制化を目指している。それに合わせたようにAMI本部公認セミナーが始まった。ここで法制化の賛否について論じるつもりはない。
日本の代替医療の歴史は古く、各代替医療は時代の流れの中で発展をしてきた経緯がある。
そのなかで国内のAMI本部公認AMCTセミナーはわずか7年目であるが社会的な背景や本質的な医療のあり方を追求していくと「患者の利益」という旗印は治療家の立場から「患者への押し付け」とも思える。その流れの中で「患者の立場」に立って変革をなして現在に到っている。

今回のセミナーに参加して驚いたことはAMI本部も、より有機論的な色を濃くしたことである。ANJの変革は先走ったものではなく医療の本質を追求し、社会的背景のもと「患者の立場」に立った際に、何が一番かを考えた末のことである。AMI本部の変革は必然的に歩調を合わせたかのように感じる。あまりにも偶然とは思えない。

前回筆者がAMI本部主催のインストラクターセミナーに参加したのは2004年である。3年の年月はAMI本部の方向性も変えるものであった。

今回のプレゼンの内容も変化し幾つかの新しい試みがあり「心理的顧客管理」とでも言うのか「サイコグラフィック」なるプレゼンがあった。ライフスタイル、価値観などを分析し、心理的な分析をもとに分類し患者さんのニーズに応えていくといった内容である。

AMI本部の変革の一端はAMI本部のホームページに窺える。米国のMDでありながら代替医療を取り入れ自然治癒力を引き出すヘルスケアである統合医療を提唱しているアンドルー・ワイル医学博士のホームページからAMI認定Drが検索できるようになった。

アンドルー・ワイル医学博士がAMCTを自然治癒力を引き出す有機論的な治療法として認めていただいたようなものである。

現代医療の発展は日進月歩であり、10年前は主流だった治療法が現在は淘汰されたものも多い。医療に対する考え方、技術、研究は時代の流れとともに変わるものである。

もちろん医療業界だけでなく社会的背景も変わっていく。患者も科学的な治療の矛盾を感じ、治療家自信もシステム化された現代医療の「機械論的治療」の限界を感じてきている。

医療の本質を問いただしていくと有機論的治療に方向性として向いていくはずである。当然AMCTもその方向性である。この方向性は偶然ではなく必然的なものであり、AMI本部の時代の流れに沿った変革といえる。

今回の参加で、AMI本部の変革も当然のごとく時代の流れにあった治療の方向性を見出したことに驚きを感じたと同時にANJの方向性が間違いではないことに改めて確信を持てたことが大きな収穫であった。

パーティの席上で表彰式があった。保井先生のもとANJスタッフがボランティア活動、セミナー活動がインターナショナル的に評価され、昨年度活躍した日本チームの代表として保井先生が表彰された。これもスタッフの一員として喜ばしいことであり、ANJを支えてくれるセミナー受講生やボランティアに参加している先生方、そして何よりもAMCTを信頼されて治療を受けている患者さんの「こころ」のお蔭と感じる。

最後にセミナー参加への機会を与えてくださった保井先生、珍道中面倒を見ていただいた岩崎先生、保坂先生には感謝の気持ちをこめてお礼を述べたい。

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By 保井 志之D.C.

アクティベータメソッドの恒例のインストラクターセミナーが、米国アリゾナ州のフェニックスの高級リゾート地http://www.arizonabiltmore.com/にて、7月26日から28日の3日間開催された。

1997年度に創始者のドクターファーに招待されて、今年で10回目の参加となる。 今回は、日本国内インストラクター3名が同行してくれた。

第一日目の午前はディレクター会議に参加。米国と海外のディレクターが集まり、それぞれの地区の活動報告を行った。

すでに会議の前日に2006~2007年の活動報告書を提出しており、日本国内でのセミナーやボランティアの活動内容が分かりやすいように、写真やグラフなどを加えて、他の先生と協力して報告書を作成していた。だから、日本はとてもいい報告書だと他のドクターからもお褒めの言葉をいただいた。

第一日目の午後は、ドクターファーより2007年度の秋から新しいカリキュラムのセミナープログラムの大枠が紹介された。

毎年行われていたAMセミナー最初の1時間は、アクティベータの研究や発展についてのプレゼンテーションが、組み込まれていた。そのリサーチのプレゼンは約20年間継続されていたが、今年からそれを廃止して、新しいプラグラムを組み込むとの報告があった。そのプログラムとはサイコグラフィック(Psychographics)といい、日本ではまだ馴染みのない用語であるが、心理学的属性と日本語で訳されているようだ。

サイコグラフィックとは、具体的には、ライフスタイル、好み、パーソナリティー、価値観、購買意向・動機などの顧客情報をもとに、変化する“顧客の心理的特性”をつかむこと目的とした分析法で、心理学と神経科学をベースにしているとのことらしい。

最初の2時間は、サイコグラフィックのプログラムで、次の一時間は、MYOBISION(筋電図計)、そして残りの9時間は、通常のアクティベータメソッドのテクニックのプログラムをさらに分かりやすくまとめているとのことだった。

また、大きな変化として統合医療の提唱者で『癒す心、治る力』の著者で知られているアンドルー・ワイル博士のホームページからアクティベータのカイロプラクターが検索できるようになったとのこと。

アンドルー・ワイル博士のホームページは、毎月、20億のアクセス件数があるらしい。アンドリューワイル博士のホームページで、最寄りのカイロプラクターが検索できるようになったのは、カイロプラクターとしては、アクティベータのドクターが初めてらしい。しかも、そのカイロプラクターはアクティベータ認定者だけに限られているとのこと。

アクティベータがアンドリューワイル博士のホームページからアクセスすることが可能になり、さらにアクティベータの価値が広まるという戦略のようだ。

インストラクターセミナーの二日目。

最初のプレゼンターは、世界カイロプラクティック連合会長による世界各地域のカイロプラクティック情勢が報告された。

 次のプレゼンターは、カイロプラクターにコーチングを行っているDCMEentors,LLCの会長であるドクターSovinsky,DCによってサイコグラフィックスについてのプレゼンが行われた。

当たり前のことであるが、患者様が来院されたら、まずは“人”を診なさいということが詳しく紹介された。

「人を診る」という意味は様々であるが、人それぞれにタイプがあり、大きく分けて4つのタイプがあるので、そのタイプを見分けて、そのタイプにあった接し方をすることが大切であるとの説明があった。

最初に来院してくれる患者様は、それぞれに何をしてくれるのかという期待があり、その期待通りに治療者側が、治療を施してくれるかどうかが重要なポイントになるということを強調されていた。

通常は症状を治すために来院されるのであるが、それぞれの患者にはそれぞれの期待があり、その期待を十分に把握して、コンセンサスを得た上で治療を施し、今後の治療計画を患者様とともに立てていくことの必要性も強調していた。

頭では理解していても、ついつい治療者側は患者の期待に反して、症状に対する考え方や治療法を押し付けがちになり、受ける側の期待にあまり耳を傾けないで治療を施し、考え方を押し付けてしまうような傾向にある。

早く改善してほしいという想いで、自分が信じている病気に対する考え方やその治療法を語り過ぎて、ついつい押し付けてしまいがちになり、後で反省することも少なくはない。
故に、改めて患者の治療者に対する“期待”を尊重していかなければならないと考えさせられた。

3人目のプレゼンターは、MYOVISON(筋電図計)の創始者であるDAVID MARARIAN氏からMYOVISIONに関する最新の報告が行われた。
カイロプラクターが調整しているは、歯科医のような構造的な変化ではなく、神経的な変化なので、その変化を表すにはテクノロジーが必要であり、人が判断する決め手の80%が視覚効果によるので、口で説明するだけの聴覚効果ではほとんど説得力がないということを分かりやすく説明し、神経学的な変化→筋緊張度の変化を患者に目で見て分かるように示さなければならないと強調していた。

その後、各グループに分かれて、下肢長検査やコンタクトポイントなどの実技が行われ、指導法の統一を図った。

二日目のパーティーでは、40周年という記念行事ということで、各年代の仮装パーティーが行われた。色々な仮装で楽しませてくれたが、仮装にもそれぞれに品格のある仮装は頼もしかった。

カンファレンス最終日、第三日目の午前中には、5名の演者によってプレゼンが行われた。

一人目のプレゼンは、専門誌に掲載するための論文の基本的なフォーマットの構成仕方や、出版社への提出のコツなどが紹介された。臨床現場で活躍されているドクターには、症例報告を積極的に書いてほしいとのことだった。

二人目のプレゼンは、ケベック大学に勤務して、長年、アクティベータのドクターでもある研究者によるサーモグラフィーに関するプレゼンが行われた。

三人目のプレゼンは、新しい電子カルテを開発しているドクターによるプレゼンが行われた。そのドクターは、異業種が集まる統合クリニックの現場でそのカルテを導入しているとのこと。語るだけの症状の説明は論外で、カルテの記入法や図やグラフを使用しての症状説明が如何に分かりやすく、すばやく仕上がるかどうかで、時間の節約はもちろん、患者や保険会社への印象が随分異なるということを強調されていた。

 4人目のプレゼンは、カナダのアルバータ大学の理学療法科助教授でもあるGregory N. Kawchuk,BSC,DC,MSc.PhDによるプレゼンが行われた。

かれこれ5年ほど前より研究を進めているプロジェクトで、超音波計測計と表面皮膚温度計による筋緊張度の計測につていての中間報告が行われた。

筋の緊張状態と弛緩状態がわかりやすく画像によって示されていた。この超音波診断の研究が進むと、どこにアジャストすべきか、すべきでないかが明確になり、また、アジャストメントの前後の筋の緊張度の変化を画像にて示すことによって、アジャストメントの効果も分かりやすく表現することができるとのことが説明されていた。

 3日目の午前中最後のプレゼンは、ドクターファーによって行われ、セミナープログラムの新しい変化と今後の方向性が示された。その後、米国国防省で放映される予定のビデオが紹介された。内容は、現在、アリゾナ州の総合病院内でアクティベータの治療が退役軍人や復員軍人を対象に行われており、その紹介が3分間のビデオに判りやすくまとめられていた。

午後からは、Track3の新しいプログラムが紹介され、新しいテスト法やセミナーで使う用語の改定なども紹介された。

最後は、認定試験がインストラクター全員に行われ、セミナーが終了した。

カンファレンス3日目の夜の会食は、40周年の記念パーティーが行われ、アクティベータの40年の歩みが紹介された。

また、活躍したドクターへの表彰が行われ、今年よりドクターファーが、ライフカイロプラクティックウエスト大学の優秀なカイロ大学の学生に対して、全額支給の奨学金を提供するアラン・ファー・アクティベータ・メソッド・スカラシップを寄付するということが報告された。

「アクティベータメソッド」がカイロプラクティックという枠組みを超えて、さらなる広がりを見せていく中で、基本となるカイロプラクターの育成にも貢献し、さらなる研究に目を向ける姿勢は素晴らしいと改めて感じさせられた。

ドクターファーとの初めての出会いは、学生時代の1993年頃で14年前になる。初めての出会いから、これほど長くお付き合いさせていただけるとは考えてもいなかったが、国境を越えたご縁に深く感謝したい。